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第161話 破壊と殲滅の魔神竜王は都市を滅ぼすので拓郎達は止めるようです

 2022年10月28日。


 大坂の日本橋の街で破壊竜が雄たけびを上げた。


「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウウウ!!!!!」


 そのまま破壊竜のブレスを街に放射する。


 街は無残に破壊される。まさに破壊竜と呼ばれるだけある惨状だ。


 人々は逃げ惑い、探索者らしき人たちが人命救助を行っている。自衛隊の探索者も次々と駆け付けて救助に当たっている。


 村正東樹が駆けつけたのも今しがただ。


「この竜は!? なんていう強さなんだ……」


(東樹、こちら拓郎だあいつはかなりの強さを凌駕しているからお前だと相手になるかわからないぞ)


(拓郎お前も来ていたのか……そうだな俺の新たな形態でも勝てるかわからないな……一応やってみるが)


 東樹は新たに手に入れた新形態になろうとした。


「影凛闘鬼隠殺臣獣刃雷我魔人シャドマガライアドミネイター!!!」


 影を纏い、鬼を纏い、獣を纏い、雷も纏い、魔人となる。


 東樹は強大なエネルギーを身に纏った。


 破壊竜が東樹に狙いを定めた。


 破壊の砲撃を放った。東樹はそれをすんでのところで回避した。


 そのまま空中を蹴り、破壊竜に向かって行く。


 影鬼斬!!!


 しかし破壊竜の皮膚を少しだけ傷つけるだけに留めてしまった。


 ルミルが後方のほうから東樹に支援魔法をかけている。


「東樹さん……お願いします。無茶だけはしないでください」


 ハーフエルフのレウナも後方からだが戦場に来ていた。


 弓矢を構える。魔法を矢に纏わせる。エアーアトラスアローを放った。


 だが矢は破壊竜に当たるが粉々になってしまう。大したダメージを与えられない。


「私にもっと力があれば……」


「レウナさん……私たちは東樹さんの後方支援を行いましょう」


「私は支援魔法を使えないのだ……攻撃魔法は使えるが」


「そうですね、でも東樹さんが無茶しないようにサポートしましょう」


「そうだな、サポートだな」


 東樹は何度も影の刃で斬りつける。


 破壊竜はゴミを祓うように爪で切り払おうとするが東樹の回避力が高いのでなかなか当たらない。


 東樹は何度も空中で切り替えて斬りかかる。


 しかし限界が来た。


 一気に距離を取られて、破壊竜が灼熱の息を吐き出した。


 東樹は咄嗟に影の盾を張るが突破されてしまう。


 そのまま燃えて、大ダメージを受けてしまった。


 ルミルがすぐに東樹に近づいて回復魔法をかける。


 なんとか一命は取り留めたが、もう戦えるようなコンディションじゃないようだと判断したルミルとレウナは。



 破壊竜は暴れていた。稲荷仮面は破壊竜の暴走を止めるためにブレスなどの攻撃を受け止めていた。


 それにより街への被害は意外にも最小限になっていた。


 だがブレスの余波による突風などは防ぎようがなく家の窓ガラスとかコンビニやビルの窓ガラスは割れるなどの被害は出ていた。


 拓郎は街の住人を避難させまくっていた。


 転移で遠くにワープさせての繰り返しで疲れてはいないがなかなか戦えないでいた。


 そんなところに雪兎がテレポーテーションでやってきた。


 ルナやミリア・ベルにシロンもナナナもナナカもいる。


 ナギすらも来ていた。


 ユキッコも使役している。


 ユキッコは精霊のような雪の子なのか……雪のような不定形の精霊だ。


 ユキッコが雪弾を創り出して破壊竜に放った。


 なかなかの威力だ。かなり効いている。


 ルナも暗黒の魔術を使用している。


 シロンは支援魔法を雪兎にかけている。


 ナナナは七星砲を放った。


 ナナカはボイスショックバスタードで声の波動砲を放った。


 ミリア・ベルは妖精魔法で全員の防御力を上げた。


 雪兎はサイコガンで破壊竜を狙い撃ちした。


 チュド―――ン!!!


 炸裂したサイコガンの一撃で破壊竜は翼に穴が開いた。


 が再生していく。再生のスキルがあるようだ。


 雪兎は超念動力で捻る様に破壊竜を掴む。


 そしてぐるんぐるんに回す。


 そして引きちぎる様に力を籠めるが引き千切れない。


 破壊竜が超念動力から脱出する。


 そして破壊砲を放ってくる。


 雪兎はサイキックバリアを張り何とか防ぐ。


「こいつ俺のサイコキネシスが効きずらいな……どうするか」


『我が行くにゃ』


「クロマル……おいやめろお前じゃ……」


 止める前にクロマルがダークエナジーを体中に展開して突撃していってしまった。」


「クロマルゥーーーーーーー!!」


 シロンが叫ぶが止まらないクロマル。


 そしてクロマルは闇の爆発で星となった。


 だがかなりの爆発で破壊竜にダメージを与えたようだ。


「そんなクロマル……」


「クロマル……」


「クロちゃん……」


「クロマル……」


『呼んだ?』


「「「「「「はっ!?」」」」」」


『いやだって自爆特攻は流石にしないでしょ……あれは闇の変わり身術で身代わりだにゃ』


「心配したのに!!」


「そうだぞ心配したのに……」


「まあいいじゃないかクロマルが戻ってきたからな」


 雪兎が宥める。ちょっと怒っているが宥めている。


 しかし身代わりで自爆攻撃できるとは……クロマル君恐ろしい子。



 そしてナギも殲滅波動弾を放つ。


 なお最初から気づいていた模様。


 遅延波動弾。攻撃低下波動弾を放つ。


 ナナナはバナナブーメランを放つ。


 ナナカは命令のスキルで攻撃をやめるように破壊竜に命令する。


 だが効果は薄いようだ。


 でもそんなこともあって街の被害は抑えられていた。


 だがそこで異変が起きる。破壊竜の大きさが少しだけ増大した。


 そして皮膚の色が黒色から紫色に変貌する。


 拓郎は鑑定しなおした。すると破壊と殲滅の魔神竜王に名前が変わっていた。


 ネームドも変更されていてアドラブルゴンからジンバーラゴンに変更されていた。


 名前が変わるとはどういうことだろうかという疑問が出るがあまり深く考えないほういいだろ。


 進化したと考えるのが普通だろ。


 戦闘中に種族進化するとは破壊竜もとんでもない敵であるのがわかる。


 拓郎は『天星神炎雷鳳凰王』のスキルを発動した。


 初めて使った形態神化のスキルだ。


 みなぎる力が溢れんばかりの最強の形態神化だ。



 灼熱色の赤い鳳凰のような紋章が拓郎の額に浮かび、不死鳥の翼が生えている。


 服も一新されて赤と青と黄色を主体としたかっこいい服装になっている。


 仮面も何故か狐から鳳凰になっている。


 そして灼熱の焔が破壊竜に襲い掛かる。


滅炎バーンフレア


 破壊神竜が一瞬で炎に包まれて蒸発した。


 消し炭も残らなかった。


 凄すぎた。俺もこの姿だとなんか冷静になるし静かに燃えているからなんか精神に影響をきたすな。


 そしてなんとかかいあって日本橋の復興は始まった。


 雪兎は拓郎のあんな姿を見てもっと俺も強くならなければと思っていたようだ。

気軽にブクマしてくれていいんだよ。ブクマがあれば頑張れる。ブクマさえあれば……

お読みいただきありがとうございます。感謝感激です。ここまで読んでくれる読者さんは凄いですね。是非感想とかも書いていただけると嬉しいです。

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