第150話 拓郎は3年前でも頑張るそうです
俺は分け合って今天星さんの修業を受けている。
一般人なのに能力者ファイト大会に出ろと言われる始末。
今は闘気のコントロールを教えてもらっているが、体系は治らないようです。
ならば筋肉をつけろと言われたが、なんだが無理そうです。
「拓郎君は一般人なのに大会に出るのかい?」
「雪兎……そうだ闘気のコントロールでなんとかなるかも」
「屋台のご飯は美味いぞ諸君」
「ナナナはいつも元気だな」
「コブタちゃんは食べないの? 美味しいでしょ」
「ダイエット中だ」
俺はこんなところで太るわけにはいかない。
悪役令嬢のサナに対していつも厳しく罵られていても、負けずと言い返す。
しかしここでナナさんが登場。
この優しい笑顔に癒される。
「ナナ……私のコブタちゃんを奪おうとするなんて許せない…………」
「落ち着いてサナ……」
「もう機嫌損ねた……食べる」
そして屋台のフランクフルトとかタコ焼きを食べまくるサナ。
でも拓郎君がなんか達観した目でユキト達を見つめている。
ナナはそんな拓郎が心配だった。
そしていきなり大会は拓郎ブイエス雪兎になった。
「そういえばカリミンとタケルは? デンドウ君もいないな……」
「どうかしたんだろうか……タケルは最近見ないし……デンドウはともかく……かりみんさんが姿が見えないし」
「執筆活動が大変なのでしょうたぶん」
「とまあ……そんなわけで戦うのか……」
「本気は出しませんよ……」
「なんだと舐めるなよユキト!」
「でも一般人である君と僕とでは差がありすぎるし……」
「闘気のコントロールを覚えたからまだ戦えるぞ」
そして拓郎は右手に闘気を集中したそしてそのまま放った。
拳圧。
だが雪兎はあえて受け止めた。
そして念動力で吹っ飛ばそうとするが……拓郎はそれすらも回避する。
そして一気に近づく。
そして殴る。
念動力すらも凌駕していた一瞬だが、だがすぐに念動力で拓郎を吹っ飛ばした。
「ちょっと~~~!! ユキト!! コブタちゃんに怪我なんてさせたら許さないんだから~~!!」
「サナ姉五月蠅い良いところなんだから……」
そして拓郎は闘気をコントロールして圧をかけた。
ユキトは拓郎の圧を受けて威圧された。
そしてその瞬間に拳による攻撃を受けた。
だが雪兎は雪を生み出して放った。
そして拓郎は動かなくなった。
拓郎は負けた。
やはりまだ修行不足のようだ。
「ここまでだな……」
「コブタちゃん……大丈夫治療するね……」
サナが拓郎を治療した。
なんだかんだで仲がいいようだ。
そして能力者ファイト大会もまだ続くようだ。
ナナナとナナカが戦うようだ。
結果ナナカが勝った。
言霊の力には勝てなかったようだナナナも。
でもいいところまでいったが。
そしてみんな勝ち進めていって、最後にユキト、ナナカ、エンガ、ナギ、レンブ、シブキが勝ち残った。
だが不穏なことが起きる。
化け物の気配がした……そして妖魔は近づいてきていた。
だが悪魔のように感じる。
悪魔犬みたいな……なんだこいつら。
「拓郎が飛び出したぞ……大丈夫かあいつ」
拓郎が闘気を纏って殴りつけている悪魔犬を。
そしてグランドに叩き付ける。
悪魔犬は拓郎によって倒された。
だがまだまだ悪魔犬はいる。
なんだろう……これは厄介だな。
荒原とした幻惑を受けたように感じる。
そしてサナも参戦した。
七星神槍を生み出した。
そして槍でつついた。
忽然と悪魔犬は吹っ飛び死ぬ。
ナナも日星砲を放つ。
悪魔犬は消滅する。
だが悪魔犬たちがワクワクするほど湧く。
カナも来ていた。
水星砲を放つ。
カナさんも出鱈目な力を奮う。
とまあテルミナスさんもテルミネスさんもカナさん作の魔導銃を使い退治している。
レンブさんとシブキさんはどうも学園長の推薦枠の臨時メンバーらしいが。
かなり強い刀で敵を圧倒している。
そして妖魔の気配が止んだ。
なんとかなったようだ。
そして大会は結局レンブさんが勝った。
なんとも意外な結果だった。
そして拓郎はなんか大変そうに見えた。
一般人なのに……大丈夫か拓郎。