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第132話 心滅の破壊を行う善人の卵

なんか……溜まっていた海を出したようです。悪人には悪人の生き方があるということを伝えたかった。なので悪人の生きざまに注目です。

 

 はぁはぁ……やっと逃げられたぜ……さてと……


「俺は金が欲しいだけだ……」


 先ほどのレストラン強盗だろうかは? 金を盗むために金庫を開けようとしていた。


 レストランにもお金はある。


 だがそこで見つめる影があった……


 猫がいた。


 グレーの猫がじっと見つめている。


「なんだろう……こいつ……なんか見られるとやりづれえな……」


 レストラン強盗は仕方なく……そのへんにあるチョコレートをあげようとするが猫は食べようとしない。


「ちっなんだよじゃあしかたねえな俺様の秘蔵の……この乾燥スルメをプレゼントしてやるか……」


 レストラン強盗は……猫が好きだった。


 猫は心の拠り所で、いつも一緒にいるのだ。


 猫に対して感謝を忘れずに……いつも夢を見ていた。


『俺も将来大金持ちになって人のために猫のために尽くしたい……だからこそ……社会のごみ共に復讐してやると願う……』


 草家部想気くさかべそうきはそう願っていた。


 そうきっていうのは本名ではないがな……


 本当の名前は星花せいかなんだ。


 昔から女みたいな名前だと言われていた。


 小学校の時にも言われて虐められた。


 殴る蹴るの暴行なんて日常茶飯事だった。


 言葉の暴力にも悩まされた。


 思いの力ってなんだろうな……でも俺は猫とか犬とか小鳥さんが好きだった。


 トカゲさんも好きだ。蛇さんも好きだ。アシカさんも好きだ。ペンギンさんも好きだ。鯨さんも好きだ。食べちゃいたいくらい。なお本当に食べた昔家で父親に頼んで買ってきてもらった。


 鯨を食べたことが最大の罪だったのか……


 俺はそれからクジラ肉が好きになった。


 ☆彡





 そして……いま俺は秘宝と言う名の札束を握りしめている。


 これで俺も大金持ちだぜ!! やっほーーーーーーー!!!


 そして金をバックにつめて帰ろうとしたときに……赤いシャムネコがいた。


 そして赤いシャムネコは悲しそうな目で俺を見ていた。


「どうしたんだい……俺のところに来るか……餌やるぞ……寝床もあるぞ……俺の喰う飯が減るけどいいだろ?」


「にゃっん……にゃにゃにゃ~~ん……」


 悲しそうな目で見て、俺のところから去るシャムネコが逃げ出した。


 俺は追いかける。でも待ってほしい追いかけると逃げることを俺は知っているだから放置した。


 でもそこに着た少女がいた。


「見つけたのよね……悪党…………」


「げっ!? 仕舞った。 見つかっちまったか……」


「俺は探すぞ……でもでもdめお…………おおっそんなところに女ミッケ? ……いるなフラフラの女が……にやり」


 そこには頭を押さえて苦しそうにしている山神ミミさんがいた。


 そして草家部はそいつを取り押さえた。


「おっとこっちに来てみろ少女よ……こいつがどうなってもいいのかな??」


「いやああああああああ……こないでええええええええええええええええええええ!!!!???」


 ミミさんは途轍もなく錯乱していた。


 そしておとなしくクサカベの言うことを聴いてしまった。


「内緒にしてやるから……俺の言うことを聴け……これは命令だ」


 つううん。ミミの眼の色が濁る、ように薄くなる。


「はい……わかりましたマスター。いうことを聴きます」


「まずいのよね!! ミミ!! 応答してのねん!! これが目に入らないのか!?」


 ナナナはミミにある物を魅せるそれはミミの使っているギターだった。


 だがミミはそれを見ても何の応答もしない。これは本格的にまずいようだ。


「ならば……ミミ!! これはどうなのね!! 星明の使っているノートなのね……これ見ても思い出さないの……??」


「…………………………セイメイ君のノート……?」


 反応をしめしたようだ。そしてクサカベはさらに畳み込む。


「おまえの大好きなセイメイは助けてやるから俺の奴隷になれ……」


「…………わかりました。奴隷になります。だからセイメイ君には指一本ふれないでね……」


「ああっわかった約束するぜ……はっははははははっははは!!! 残念だったな譲ちゃん!!! これでこの女は俺の物だぜ!! ひゃははははははあははははあああはははっはははははは!!!!!」


 クサカベはこの時誤認していた。これが最悪の結末になろうということに。


「今助けるからな……ミミさん!! この七星ナナナの力なら……てめえみたいな悪は一人残らずに退治してやるぞ!!!!!!!」

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