福祉想助様へ未来から手紙です。
ここから未来です。
福祉を充実させて欲しい。
未来は大好きです、
だからねお願いします。
未来の福祉を充実させてね……
障碍者のために充実させてね……
未来はみんなのために
健常者にも未来を上げてね……
、未来はみんなのために……
未来の技術も活用してね……今日がかなりのいい天気であるのがわかった。
とまあ、こんなことを俺は脳内で喋っている間に用意が終わった。
まあそんなことより時間がない……あと5分で出ないといつもの電車に乗り遅れる。
俺が高校に入学した時は世間の風はこんなに冷たくなかった、というのも俺が入学した高校は普通科の高校だったが、なんとクラスの半数ぐらいが能力者だったことが俺の今みたいな歪んだ自分自身を作り出してしまったのだ……
それから俺は毎日せめて勉強だけでもがんばろうと、
少しは努力したつもりだったが、周囲の能力者達が俺のことをイジメてきたのだが、
それはいまでも苦い思い出だ……それ以来俺は能力者達のことなど忘れて、
普通の人生を過そうと考えるようになった。
そして月日は少し過ぎて
俺はサラリーマンと言う今では珍しい普通の職業に就いたのである。