合流
日本国 長尾驢県 長尾驢市 慈善病院
私の名前はエリー、ダークエルフ族の村長の娘
説明はいいよねメタ的だから
今は二ホン国という国のビョウインって場所にいます
私が船で気を失った後に二ホン国の人間によって救助されました。
皮肉というのかな?人間によって攻められて人間によって救助されるって
二ホン国って聞いたことないし、いやそもそも村以外に人がわんさかいる場所なんて知らない
「エリーさん、体調はどうですか?」
私は今ベットという寝る場所みたいなところで座って前にいる人間の女性と会話をしているのだった
彼女の名前はヤマダ・ハナコ
二ホン国の軍人ということだ
「ええ、おかげで大丈夫よ
他の子供達もみんな元気になって感謝しかないわ。ありがとうございます。」
「いえいえ、困ってる方を助けるのが我々の仕事でありますから」
軍人だから、村の威張ってる男たちのような性格かな?って思ってたが全然違った
すごく丁寧でしたたかな方だ。私も将来こういう女性になれるかしら?
「お偉い様方に村の救助に関して何か進展ありましたか?」
私が一番気になることだ、村から逃げて一週間以上は経過してる
みんな無事だろうか?
お母さん・・お父さん・・・
「先ほど、政府として正式決定ではないですが村の救出に関して許可を得ることはできました。
エリーさん、せっかく体調も良くなったのに申し訳ないけど村については詳細に教えてくれますか?
エルさんにも協力を仰いでもらうけど、私達はあなた方の住む島と村について知らないから
事前にちゃんと知らないと助けに行こうにも行けないですから」
「わかったわ、何でも聞いていいから私だって村長の娘ですから、村のことはいっぱい知ってるからね!」
そしてウォンバット諸島に関して衛星からの情報以外に現地情報を詳細に得ることができたため
上陸地点、部隊の展開についての作戦を早急に用意することになった。
・・・
・・
・
20XX年
ジブチ共和国 首都ジブチ ジブチ国際空港 自衛隊拠点
ソマリアの海賊被害に対応をするため2011年に自衛隊発足以来初めての海外拠点だ。
いつものように配備されてるP3Cの整備を行いつつ海賊に関して監視を行うため準備をしてる最中
突然空全体を含めて光出した。
「核攻撃か!?」
一部の隊員が核攻撃を誤認してしまうほど眩い光であった
そして光が収まり、辺りの様子がわかるようになった。
だがそれはいつも見慣れてる光景とは全然違ってた。
自衛隊拠点にしてる12ヘクタール部分とジブチ国際空港の滑走路含めた無人となった空港建物があり
周りは海だった。
いや違う
海以外に島?につながってる部分があった。
つまり全く理解不能なことになったということだ
「隊長、部隊に関しては全員安否を確認できました。問題なく全員います。
ですが・・・・友軍や空港建物内には誰一人と人は発見できず・・・」
「なんてこった・・、本国に連絡はついたか?」
「いいえ、ノイズが非常に激しく通信ができる状態ではありません。」
「ううむ・・・、この場合はどうしたらいいんだ?有事の際のマニュアルはないぞ!?」
状況がまったく理解できない状態だったが、部下の一人が島に調査を行うべきでは?と提案があり
現状のままでは何も解決策がないことがわかってるため
調査を決定した
基地の隊員は自衛官であるため一通りの訓練は受けてる
だが、何が起きるかわからないため基地警備と調査とで二手に分かれて対応することにした
派遣部隊の中に派遣海賊対処行動支援隊が110名ほど編成されており
その中から40名で編成された小隊が調査部隊として決定した。
「仮に戦闘になったら、最低限で済ませ!基本は戦闘回避だ!」
「了解」
そして40名は島続きになってる道を通って島内部へと入っていった
「これは島というよりも島嶼でしょうか?
こんな風景、入隊前の学生時代にバミューダ諸島へ旅行行った以来だ」
「俺たちは本来警備活動がメインだったのが調査を行うことになるなんてな、普通はレンジャーの仕事じゃないか?」
「無駄口をたたくな、状況把握が優先だ。」
「「了解」」
隊員の一人が望遠鏡で周囲の偵察を行った。
「隊長、周囲は草木だけですが、19時方向距離にして10kmほどに集落らしき存在が見えます。
集落近くの海辺に帆船らしき存在多数確認が取れます。」
隊員の一人がコンパスを見ながら東西南北を正確に調べつつ望遠鏡で周囲の調査を行なっていた
「ジブチ周辺も常に警戒が必要だったな・・、小隊は周囲の調査を継続
日が落ちたら集落へ向かう。交渉が可能な環境であれば行いダメであれば帰還する。」
「了解」
「アルファ1よりコマンドポスト、集落らしき存在を確認した
安全優先のため日が落ちてから向かう、状況が分かり次第また報告する」
「コマンドポスト了解」
小隊は日が落ちるまで調査を行い、周囲が暗くなってから
ゆっくりと集落へと向かった。
周囲は暗く、見知らぬ土地であるため小隊全員緊張が最高潮に達しつつであった
何が起きてるかわからず
訓練では多くない夜間移動を行ってるため、慣れない行動に困惑すらしている
だからこそ後方に対しての警戒が緩んでしまったのだ
「動くな、こちらはお前たちを包囲している、両手を頭の後ろで組め」
突然だった
だが
だが
あんたたちはもしかして・・・
「こっちは同じ自衛隊の自衛官だぞ!」
1人の若い隊員が騒いだ
「「えっ?」」
89式小銃を向けてる側、向けられて両手を頭の後ろで組んでる方
同じ日本人で同じ現役自衛官
第三者から見たら喜劇であった
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誠にありがとうございます。




