プロローグ1
プロローグ
ジャポン皇国 皇都 オワリ
私はジャポン皇国女皇オイニ。
現在我が皇国と隣のコアラ大陸にある
エルフとドワーフ主体のダージリン王国
獣人族主体のフリーダム都市国家
いわゆる人間と亜人圏に属してる国々が
コアラ大陸西半分を支配してる魔王率いる魔族の侵攻にあい、滅びを迎えようとしていた。
きっかけは3年前の唐突な魔王の復活と魔王軍のダージリン王国とフリーダム都市国家への侵攻だ。
最初はダージリン王国もフリーダム都市国家も人間と亜人圏で唯一魔族圏に接する国であったため
ダージリン王国のレッドライン、フリーダム都市国家のマジノラインで魔族の侵攻を防いでた。
だが、魔族の侵攻の際に魔王直属の部下である4大魔人が動員されてたため
レッドラインとマジノラインは突破されダージリン王国とフリーダム都市国家は王都と首都をコアラ大陸最東部の都市に機能を緊急移動と防衛戦の後退を行った。
4大魔人
カスパー
メルキオール
バルタザール
セマ
この魔人達は非常に強力な魔法を扱え、非常に強力な肉体を持ち人間の10倍以上の力を持ち、弓や剣や槍などを防ぐ強靭な肉体を持つ正真正銘の化け物。
唯一対抗しうる、フリーダム都市国家が開発した大砲があるが機動力や防衛力は非常に低く
侵攻の5日前にデーモンライダーによって破壊された。
ダージリン王国とフリーダム都市国家の王都と首都を占領した魔族達は臨時の王都と首都に侵攻を開始。
我が皇国はコアラ大陸の東側にある島国でありなおかつ、隣のコアラ大陸のフリーダム都市国家の東沿岸部と細い橋のような陸続きのつながりがあり
魔族が最終的に皇国侵攻の可能性もあいまって、フリーダム都市国家へ増援という形で5万の部隊を派遣した。
ダージリン王国は残存勢力で、フリーダム都市国家は皇国軍5万と共同して2年近く防衛戦は維持できたが、
4大魔人が最前線に出てきたことで打開してしまい。人間と亜人圏は
ダージリン王国の最東部の防衛基地ランズ・エンド
都市国家から皇国への入口
皇国のみになってしまった。
現在フリーダム都市国家とジャポン皇国を結ぶ細い陸続きには大陸圏の2カ国の残存する兵力を集中、後詰に皇国軍が5万、
皇国の残りの20個師団(約20万の兵力)を本土防衛で展開している。
魔王率いる魔族達の人間と亜人圏への侵攻を開始されて3年経った現在
我がジャポン皇国が人間と亜人圏唯一の国家であり、対魔族の最前線でもある。
現在、皇都オワリのテンシュカクの1画に亡命している2カ国の亡命政府の部屋が2つ用意されてる。
そこが唯一行政府でもある。
なんと小さいことか・・・
それから、我が皇国に国土を魔族に奪われ亡命してきた人間と亜人圏の2カ国を紹介しよう。
ダージリン王国のアールグレイ王女
そしてお付きのメイド達と生き残りの貴族が全部で30名(ほとんどが10代半ば後半ばかりの男女)
残りの王族貴族はダージリン王国防衛戦において全滅
唯一ダージリン王国最東部に防衛基地ランズ・エンドがあり、そこが国家としては滅んだが防衛ラインをギリギリ維持し生き残ってる。
フリーダム都市国家の行政長ジェンダー
獣人族の各族長が治める村や町を都市と自称して、その都市が集まり都市国家としてなしてる民主制都市国家政治の国の長、魔族侵攻の際意思統一ができず自業自得による各族長の全滅
勇気のある少数の民間人によって行政長はジャポン皇国へ亡命
紹介したところで人類圏全滅の一歩手前の状態だが、最後に希望だけはあった。
それは勇者召還である。
コアラ大陸人間と亜人圏2カ国と島国1国の皇族王族の血縁者の若い女性による召還の儀によって異世界から勇者を召還することである。
過去二度、今回と同じような魔族の大規模侵攻が行われ当時の勇者召還の儀によってに異世界から勇者が召還されて魔族を撃退することはできた。
二度目の召喚では、勇者は自爆魔法とも呼べる恐ろしい魔法を使い人類魔族問わずに一掃された。
大規模戦略級魔法トルーマンボンバーアタックだ。
当時、皇国は大陸にあったのだ。確かにあったらしい
文献にも魔写(写真のようなもの)にも皇国はフリーダム都市国家の前身のスレイブ国、ダージリン王国と陸続きだったのだ。
それをトルーマンボンバーアタックによって皇国は大陸から分断されて200kmも離され島国となった。唯一細い道なりの陸が大陸と皇国をつないでるだけだが。
その結果魔族は撃退できた。
だが、人類もトルーマンボンバーアタックの爆風によって多大な被害を受けた。
その元凶である勇者は爆風の中に消えた。
それから現在まで復興に1000年近くはかかったのだ。
それなのに、我々はまた勇者によって自爆魔法の被害を受ける可能性を覚悟の上での召還を決意した。