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けだし、日本国強し  作者: シバたつ
コアラ大陸
18/43

王都コウチャの害虫駆除3

遅くなりましたが

あけましておめでとうございます

今年もよろしくお願いします。

王都コウチャの害虫駆除3


旧ダージリン王国 王都コウチャ 


突然のことに4大魔人の3体は非常に驚いて何も対応できずにいる

最初は警戒中のゴブリンライダーから大型な灰色の鳥が無数こちらにやってくると報告があった

その後すぐ連絡が途絶えたことで急ぎ、グレーターデーモンの使役しているゴブリンライダー全騎に出撃命令を出した

だが遅かった

我々の常識では考えられない早さで飛んでくる灰色の大鳥

その腹から突然爆弾を大量に投下したのだ、1つ1つの爆弾の威力は下手したら魔王様の無属性最強のアルテマに匹敵するんじゃないか?と思うほどだ。

その結果、ゴブリンライダーの発進するための滑走路含めて破壊され使役のゴブリンライダーは全滅した

想定外のことであったが、急ぎコウチャにいる兵に最大限の警戒をするよう指示をした。

またしても遅かった、そもそもゴブリンライダーからの最初の報告の時点で結果は見えてたんだろうなと・・・


50はいるんだろうか?先ほどの大型の灰色の大鳥もいて、更に大きい灰色の大鳥と我々の理解の範疇外の存在が飛んでやってきた

そいつらは先ほどの爆弾を投下していったのだ

先ほど以上の凄まじい量をだ

私達の近くには爆弾は落ちなかったが、ほかの場所では被害は多かった

結果としてコウチャに展開している総部隊のうち3分の1が失ったと部下から報告があった


やばい・やばい・やばい・・・・

セマが死んだことで4大魔人から3大魔人へとなったが

今回は下手したら我々がセマの後を追うことになりかねない事態であった、ランズエンドを潰すことができず

コウチャという安全地帯で3分の1の兵を失った

魔王様が発狂することは確定だろうと胃がキリキリするのであった・・

その心配はなかった


突然我々の上に火の玉が現れた

それも周囲見える範囲いたるところにだ

それが突然爆発したのだ


その爆発の影響なのか大量の破片らしきものが飛び散って周囲の兵に当たった

屈強なグレーターデーモンが

下級兵のレッサーデーモンが

使役の陸上兵器であるゴブリンロードとその配下のゴブリンが

等しく破片で五体が別れていってるのだ


その壮絶な風景と爆風によって私は気を失った


目が覚めた、火の玉と爆発は止んでいた

だが煙はそこらかしこに昇っていた

そこから私が気を失ったのは数分程度だろうと予想した

爆風によっと飛ばされたが五体と共に奇跡的に無事であった


絶望した


同じ4大魔人である

カスパー、メルキオール

いつかは殺し合いを行い次期魔王を決めるんだろうが、それでも同じ4大魔人の仲間である

情が無いわけではない、だが・・・

むごい

むごすぎる


二人とも驚き怯えた顔の頭のみが転がっており、近くには胴体だったものが細かくなって周囲に散らばっていた


感傷に浸ってる余裕はなかった

生き残りの部下から報告があった


「バ・・バルタザール様!大変でございます!! ハイヴが・・・ハイヴが壊されました!」


な!?


ハイヴが壊されただと?

人類圏にそれは無理だ


魔王様のアルテマか広域火魔法ダイナマイトファイヤーを使う魔法使いが数万人にいてようやく破壊可能なものだ


我々の食料はどうしたら・・・・

更に報告があった


「バルタザール様! ウバ山方面から

鉄の乗り物?と思わしき乗り物が大量にこちらに向かってきてます!」


ま・・まさか

空からの攻撃は人類圏側の攻撃なのか!


つまり、最初からコウチャ奪還に動いてたのか!

やばいやばいやばい

コウチャが奪還されれば私は魔王様によって処刑される・・・・


「生き残りの残存するすべての兵に伝えよ!

その鉄の乗り物に対して総攻撃を行いコウチャに入れさせるな最優先命令だ!」


「りょ・・了解!」


それから数十分経過の後


ドドドドドド!!!!!!!

ドカーン!!

ズドーン!!


コウチャの出入り口の門から凄まじい音が響き渡ってきた


「報告!

鉄の乗り物には筒が付いており、フリーダム都市国家が開発した大砲に酷似しています。

ですが大砲の威力はそこまで高くなく、グレーターデーモンであれば生き残れる場合が非常に多く

警戒すべき兵器であるが、最重要に警戒すべきものではないという結論でした

ですが今、門の外側にある鉄の乗り物に付いてる筒から発射される弾は、フリーダムの大砲より遥かに威力が強大でした。

グレーターデーモンの攻撃は鉄の乗り物には効果がなく、レッサーデーモンやゴブリン達からの攻撃に対して一切効果がありませんでした。」


「な・・・なんだと?それではどうしたらいいのだ?そんな化け物どもに我々はどう対応したらいい?」


「わかりません!」


やばいやばいやばい、攻撃が一切通じないだと?

グレーターデーモンだぞ?大量にダージリンやフリーダムを蹂躙した恐怖の存在だぞ?


更に別の部下が急ぎやってきて報告した


「ほ・・報告!

鉄の乗り物どもは門を突破してコウチャに進入してきました!

バルタザール様!どう対応すればよろしいでしょうか!?」


絶望的だ


「まずは、魔信で魔王様に状況報告を行え!!

次に、私含めた残存兵力は鉄の乗り物に対して総攻撃をかける

それで鉄の乗り物を破壊し我々魔族の強さを見せ付けるのだ!

グレーターデーモンでも効果がないだと?

気合で対応しろ!いいな!?」


「「了解しまs・・・・


ドカーン!!

ドカーン!!


なぁ!?


外を見ると大量の鉄の乗り物の筒がこちらに一斉に向いておりそこから大量の砲弾が降り注いできたのだ

あれはなんだ・・・あの鉄の乗り物はなんだ!?


バルタザール含めた周囲の魔族は鉄の乗り物が日本国最新鋭にして最高の第3.5世代戦車と最後まで知らず

複数の10式戦車から発射されるJM12A1 HEAT-MPと呼ばれる多目的対戦車榴弾を大量に受け死亡した


そしてそれに続き、機械化された部隊が続々とコウチャに入り残存する魔族を掃討していった


日本側は気づかなかったが

魔王に対しての状況報告を行う前に魔族が死んだだめ、未だ魔王側にはコウチャの顛末は伝わっておらず

むしろ日本側にとってメリットがあるコウチャ奪還であったのだ

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誠にありがとうございます。

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