会談+α
前話では早くて年末年始か来年とありましたが
ちょっと時間ができたので、取り急ぎ投稿
自衛隊無双は今回一切ありません。申し訳ありません
ですが、次回の投稿は本当に早くて年末年始か来年ごろになります
よろしくお願いします
会談+α
ジャポン皇国 皇都オワリ 天守閣 大会議室
外交官Aは今回の会談で話し合うべき事案がいくつかあった
その準備にこの一週間徹夜状態であった
後はこの会談で許可さえ取れれば日本としはかなり動ける範囲が広くなる
そのためにも頑張らねば
トントン
扉を叩くノック音がなり扉が開いた
「待たせてすまんの」
「お待たせして申し訳ありません、せっかくの会談ですので気合を入れておりました」
「待たせてしもーたさかいにすまんすまん」
ふむ、我が国と国交樹立してから緩くなってないか?
と外交官Aは唖然とした
そして三カ国の姫達と側近は私の反対側の席に座った。
「さて、外交官A殿よ何かあって会談を求めたということじゃが?」
回りくどいことせずダイレクトに質問してくるオイニ様に対して好意を持ってしまった
娘ぐらいの年なのに・・・・
「はい、日本政府から貴国等に対して許可を頂きたいことがあります
まず、防衛省・・日本の軍事を扱ってる役所と思ってください
防衛省から王都コウチャ奪還作戦案を政府に上げられました
王都コウチャは中心から半径8kmほどの広さがあります
ほとんどの家屋にあたる部分が瓦礫となっており王城があったと思われる場所には白い大きい柱があります
そして害虫・・貴国等でいう魔族という存在ですが衛星で確認する限りでは200万体ほど確認されてます
作戦としては
ランズエンド仮空港と日本の石垣空港から爆撃機と試作型戦略爆撃機を使いコウチャに対して大規模な絨毯爆撃を行います
次に、ランズエンドに展開してる第七師団の特科部隊による自走式155mmりゅう弾砲による面制圧砲撃を行います。
この2つの攻撃によりコウチャに存在してる魔族の7~8割は一掃完了予定になります
次に10式戦車、89式装甲戦闘車、87式自走高射機関砲を中心とした機械化部隊をコウチャに突入
コウチャに残存する魔族をこれをもって掃討すること
漏れてる部分に関しては直接普通科の歩兵でコウチャに存在してる魔族の一掃することで完了予定です
その際に王都コウチャの都市や王城の残りも含めて更地になってしまう可能性があります
その許可を頂きたいのであります。」
アールグレイ王女は少し考えて答えをいいました。
「かまいません、コウチャが魔族に占領された時点で王国民の生き残りはいないでしょう。それにコウチャが瓦礫と化してるのであればもう王都復興が難しいかもしれませんね・・。
ですので完全に更地にしても構いません、ただし1点伝えないといけないことがありますね。」
「それはなんでしょうか?」
何か気に障ったことでもあったか?
「外交官A様がおっしゃった白い柱のことです
これはハイヴといいます
魔素の塊であり、魔族の食料元といいますか活動するための源であります
これを潰さないことには、コウチャから魔族を一掃したところでまた出てきます。」
「なるほど、我々も浅学なところもあり教えてほしいことがあります。
魔素と魔族とは一体なんでしょうか?」
根本的なことをすっかり忘れてたが、それらがそもそも何かわからないとな・・・
ランズエンド防衛線では自衛隊兵器は通じたから物質的なのものだとは思うが・・・
「魔素とは、空気中に含んでる魔力のことです
この世界の生き物は大なり小なりマナ・・魔力を体内に持っておりそれを使うことで体内にある分が減ってしまうのを
空気中の魔力で補給することになります。
魔素は世界中にありますが、とくにコアラ大陸は一番魔素が濃い場所です
魔素が濃いことでそれが悪影響になるかは不明ですが魔族を発生させてしまいます。
その魔族が知恵を持ち、魔族として長く存在したのを魔王といいます。
大陸と皇国では魔族が発生したら最優先で討伐すべき案件ですが
大陸西側は最も魔素が濃い場所があり、そこは我々が介入しても全滅するほど膨大な魔族が存在しております
そのため、その魔族が我々のほうに侵攻しないように
王国ではレッドライン
都市国家ではマジノライン
この防壁を構築することで防いでたのですが・・
4大魔人のカスパー、メルキオール、バルタザール、セマのおかげで無意味になりました」
なんとまぁファンタジーなことかと
だが色々と判明したこともあり、納得できた部分もあるな
「その4大魔人の存在はどのように知ったのでしょうか?」
ジェンダー様が唐突に答えてくれた
「私からも説明させてほしいわ、アールグレイ様ばかりずるいわ
え~となマジノラインとレッドラインを構築してても極々少数はなぜか防壁突破してしまうさかい
そこは冒険者ギルドからSランクの冒険者などに要請して捕縛してもらって
そっから情報得てるんや
それで4大魔人の存在は判明したんや
だがな、魔族が知恵を持ち長く存在してるのが魔王とアールグレイ様がおっしゃってたが
4大魔人も知識を持ち、物凄く強いんや
その4人を従えてる魔王という存在、本当に恐怖しかないんや
どんな存在なのか一切不明、男なのか女なのか性別すらあるのかすら不明
だが確実に存在してるんや、魔王は1体のみしか存在を許されてない
複数の魔王というのは過去の歴史を紐解いても存在してないんや
例外は一切なしや
だから4大魔人も魔王の側近かそれに近い立場なんだろうと確信してるさかい」
「そうじゃな、そもそも4大魔人がいなければ魔王が侵攻なんて考えなかったかもしれんし、
平和が守られてたのかもしれんからの
そうそう、ハイヴはな魔族達が侵攻の際に侵略した拠点を得た際に補給源としてどういう風に作ったかは知らんが構築している
つまり、ハイヴがあるところは魔族の支配下であり絶対に潰さなければならんのじゃ
過去の勇者達もハイヴ攻略からそして魔族攻略へと進んで最後の最後に魔王と戦ったと書物には記載されていたのじゃ」
あれ・・なんかロールプレイングゲームしてる気分を味わってる気がしてならないな
真剣に考えないといけないのに、なぜかワクワクしてしまった・・
私は政府から任された外交官だぞ
頑張れ私
「わかりました。皆様のお話は非常に勉強になります
ハイヴ攻略も含めて防衛省に話を通して作戦修正を加えた上で対応していきます
後、港町エンジョイに関して
皇国への直接行ける出入り口の町であります
今回の魔族侵攻で犠牲が非常に大きいことは日本政府として憂慮すべきことであります」
「わかっておる、早急に対応予定じゃ」
「いえ、こちらから施設団を派遣をする用意は出来ております。
該当する都市国家のジェンダー様のご許可を頂きたいと思います」
「うぉおお、嬉しいさかい!認める許可する急ぎ来てほしいわ!」
「ジェンダー様興奮し過ぎですよ」
「ジェンダー様我々は恥ずかしい思いになりますので落ち着いてください」
側近らしき方々が興奮状態のジェンダー様を宥めてる、一応国家間会議だが
まだまだ若い子供だな・・日本だったら子供に政治なんて絶対に参加させないだろうが世界や国が違うとこういうものか
「嬉しいことやわ~、これで後は超帝国とかも何とかなるさかい!ニホン様様やわ」
「っちょっとジェンダー様!?」
非常に驚くアールグレイ様の存在に私は驚いたが、超帝国?気になる単語が出てきたが・・これはなんだ?
「申し訳ないが、超帝国とはなんでしょうか?」
これは確実に知らないといけないことでしょうね、超が付く帝国ですから
「えーとな・・えーと・・・アールグレイ様・・・あかん助けて」
「はぁ~、外交官A様申し訳ありません
本来であれば、この魔族の案件が終わり次第で相談と報告をしようと考えていたことがあります」
・コアラ合衆国の件
・ぺペロンチーノ超帝国のこと
「なるほど、合衆国の件はこの前考えたということで気にしませんが、ぺペロンチーノ超帝国については
最初に言ってほしかった事案ですね、恐ろしいほど覇権主義の
列強国となったら、我々も対応が必要になります。
ぺペロンチーノ超帝国に関して情報を後でまとめてレポートで提出していただければと思います。」
「わかりました」
しょんぼりしてるアールグレイ様の姿は新鮮でありますが
重要な列強国の情報、この世界にも列強国という概念があり
覇権主義国家が存在する
つまり日本の平和を脅かす存在が近くに存在することが明確になりました。
会談が終わり次第急ぎ政府に報告しなければならない事案です
「合衆国の件は、法体制の草案など必要であれば言ってください
専門家をそちらに派遣することは可能ですので
後、アールグレイ様
ランズエンド防衛基地向けのバイク搭載迫撃砲なる移動式大砲100台が今週中に届きます。」
「そうなのですか!ありがとうございます。」
「それでなのですが、我々から貴国等に要請があります。
我々からの教育でバイク搭載無反動砲運用ノウハウを熟知して運用可能にしたランズエンド防衛基地の仮特科部隊に関してですが
第一大隊と合流した上で
都市国家の
都市アンテスキュー
都市クラトン
首都ワックスウェーバー
の奪還を要請します
防衛省の計算上では魔族の戦力の8割以上が王都コウチャに集中しており
2都市と首都に関しては少数の魔族しかいません
それであれば、第一大隊とランズエンドの仮特科大隊で対応は可能と判断したためです」
「わかりました、ランズエンドの仮特科大隊なる部隊の育成はニホン国にお任せします。」
「第一大隊と合流とわな・・わくわくしてきたのじゃ、奪還に関して任せてもらうのじゃ」
「都市国家のことまでちゃんと考えてくれるニホン様様やん、ありがとう」
ふぅ、なんとかなったかな
これでコウチャ奪還と魔王城なる場所まで一気に侵攻することできそうだな
大陸といっても、東西2000kmほどのオーストラリア大陸の半分ぐらいだから
そのうちの3分の2が王国と都市国家の領土で残りが魔族の勢力圏か・・・
「外交官A殿よ、一つお願いがあったんじゃ」
オイニ様からの何か含みがありそうな発言気になりますね
「なんでしょうか?」
「え~とな、この世界には冒険者ギルドという存在があるのじゃ
公的に認められてる組織で、様々なギルドが国家などに対して自分達の権利を主張できるようにする集団というか集まりというか
そういう組織じゃな、
今コアラ大陸は実質皇国しかない状態なためオワリに冒険者ギルド皇国支部があるのじゃが
そこのギルド長がニホン国にギルドを設置するために話し合いをもうけたいと要望があったのじゃ」
「え~と冒険者ギルドは権利を主張するだけの集団なのでしょうか?」
「そういう側面もあるのじゃが、一般的に冒険者ギルドに仕事を依頼して依頼を受けた仕事を
ボードに各ランク向けの依頼書という形で貼り付けて
その各ランクの冒険者が依頼書の依頼をやるって思ったら、その依頼書を持って受付で受理をしてもらい
依頼を完遂すれば成功報酬、失敗すれば損害金を支払うって制度じゃ」
「つまり・・人材派遣会社のようなものですか・・
この場合は厚生労働省の管轄になると思います。
ちょうど厚生労働省の職員がオワリに来ておりますので、その職員を同席させた上で
ギルド長なる方と話し合いを設けて良いのであれば」
「うむ、承知したのじゃ
文化の違いなどもあるじゃろうから、我々も同席するのじゃ
いつ頃これそうかの?」
「確認を取ってみます」
私はスマホを使って連絡を取った、現在皇都オワリには民間通信会社の通信インフラ整備が始まっており
電話とメールだけであれば遅滞なく行える環境が整っている
ただし高速通信はまだまだ不安定なため通信速度に関して制限がかけられてるのが実情だが
それから私は厚労省の職員に連絡を取り翌日であれば可能と返事をもらった。
「うむ、明日冒険者ギルド長含めた冒険者ギルドに関しての話し合いをこの会議室で行うことは決定じゃ」
「わかりました、それでよろしくお願いします」
・・・・
・・・
・・
・
翌日
ハヤシ・イクサイside
オイニ様の側近から翌日にニホン国の職員と天守閣で会談を設ける機会の用意ができたと報告を受けた
なぜ天守閣、ギルド長の部屋で済ませられるだろう?って思ったが
用意をしているのであれば、行かなければならない。
憂鬱だ
ニホン国・・・果たしてすんなり設置を認めるだろうか?
その前にニホン国の王か皇帝に設置について要請しなければならないが
私は会場の大会議室に入った
長い机があり、片方にはオイニ様となぜかアールグレイ様とジェンダー様がいた
お美しいアールグレイ様、守銭奴のようなジェンダー様、じゃじゃ馬娘のオイニ様
相変わらず仲がいいな・・だがなぜいる?
そして反対側には大陸や皇国や周辺国では見られない容姿の奇妙な民族衣装を着た男達が二人いた
私の席はオイニ様達側のところみたいですね
「はじめまして、私は冒険者ギルドジャポン皇国支部長のギルドマスター ハヤシ・イクサイだ」
「はじめまして、私は日本国外務省でコアラ大陸とジャポン皇国全般の外交を担当してる外交官Aです」
「はじめまして、私は日本国厚生労働省、異世界担当課課長の坂田刃と申します。
冒険者ギルド全般に関しては私が今回担当しますのでよろしくお願いします。」
礼儀正しい、たいていの国の職員は上から目線の貴族ばかりだ
だがニホン国は違うな・・確か都市国家のように貴族が中心としてる政治じゃなく平民が中心とした政治の国家だったな
以前報告書で読んで、都市国家以外にもあるのか~ぐらいでしか思ってなかったが
「今回は忙しい中時間を作っていただきありがとう、さっそくだが貴国に対して冒険者ギルドの設置を要請する」
礼儀正しいということは常識のある方々だ、ギルド設置に関しては早期に決まるだろうな
ギルドがあるから平和が保たれてるといっていい
ギルドに所属してるのはD~Sランクまであり数万人もいると考えられてる
そしてそれらが集まれば一国の軍事力相当なため列強国でもおいそれ手出しはできない。
国のためでなくギルドのための軍事力素晴らしいな
そして読み書きできないやつらの受け皿にもなって治安改善に勤しんでる
荒くねものばかりだが、根はいいやつらばかりだ
魔族を倒したり、護衛したりするだけで難しいことは一切不要だからな
「その冒険者ギルドですが確認したいことがいくつかあります
オイニ様達から聞いたこと、オワリの皇国民から聞いた冒険者ギルドというのは
・冒険者ギルドが依頼を受けたのを、ギルド所属の冒険者がランクによって振り分けられてる依頼書を受諾することで
仕事が決まり、成功すれば報酬、失敗すれば罰金
・冒険者は基本的に住所不定
・Dランク冒険者はまず、下水溝の掃除など町などのインフラ整備を身元がはっきりしてない方に依頼をする
・所属してる冒険者に対しての保証がない
ということでしょうか?」
なにを当たり前なことを
「サカタ殿、冒険者ギルドは読み書きできない方でも仕事を提供することができて
権力者からの圧力に屈することが無く
仕事をしっかりすれば報酬はちゃんと支払います
身元がはっきりしてなくても我々が保証しているので問題ありません
仮に冒険者で素行の悪く犯罪を犯した冒険者がいれば
冒険者から抹消されます、その上すべてのギルド支部に情報が共有化されます、なので問題ありません
Dランク冒険者が下水溝掃除など当たり前です、下積み経験を積み実績を残して
才能があればランクを上げることができますし、できなければのたれ死ぬだけです。
つまり、冒険者ギルドが冒険者すべてを保証してますので
まったく問題ありません、ですので貴国に冒険者ギルド設置を認めてください。」
決まったな、さてニホン国のどこに支部を設置するかだが
「ハヤシ様、申し訳ありません
今のお話を聞く限りでは冒険者ギルドなる組織・・会社でしょうか
それを我が国に設立することは非常に難しいです。」
はぁ?なぜ? ホワイ?
「なぜでしょうか?
冒険者ギルドは国に対して圧力をかける集団ではありません
相互扶助であり、読み書きもできない方々でも仕事を与えることができます。
そして世界には数万人の冒険者がいて、必要に応じてA~Sランク冒険者を貴国に派遣などを行い
難易度の高い依頼を遂行することは可能です。
それこそ、ドラゴン討伐が必要であれば、Sランクで数名ドラゴンスレイヤーがいます。
移動の際の護衛が必要であればC~Aランクで優秀な冒険者達がいっぱいいますので
金額次第では有能な方を貴国へ派遣だって可能だ。
それがどうして難しいのでしょうか?」
「まず誤解の無いようにはっきりいいます。
あなた方の言う冒険者ギルドの冒険者とはなんでしょうか?
我々が知る冒険者とは
なにかの目的で、それが名誉、利益のために、あるいはなんらそれがもたらすものがなくても冒険それ自体のために危険な企て、冒険、試みに敢えて挑戦を試みる人たちのこと。あるいはかかる事件、事態に目撃者として遭遇した人たちも含めて言う(by wikipediaより)という意味です。
ハヤシ様、今ハヤシ様のお話を伺う限りでは
冒険者ギルドの冒険者の言葉が間違ってます
正確には斡旋ギルドという表記が正しいのでは?と思います。
あくまでも仕事をギルドが受注して、冒険者が請けて達成させる
我が国ではこれを労働者派遣事を行う人材派遣会社に定義します。
その上で斡旋ギルドが我が国で支部・・支店でいいでしょうか
支店を設立して設置するにしても派遣元責任者講習を受けないといけませんし
資本金でも2千万円以上、現在皇国との通貨価値は、1ゴールドは0.01円のレートになっており
ゴールド計算では20億ゴールドの資本金が必要になります。
その上で会社設立登記、各官公署届出、派遣業許可、紹介業許可申請の申請が必要になります
我が国はドラゴンや魔族はいません
移動に際の護衛に当たるボディーガードは専属の方々専門の訓練を受けており
専門訓練受けていない方々で身元不明な方に依頼するとは到底考えられません
その上、我が国の識字率は99%以上であり、大学進学率は5割以上います。
専門的な知識を持った方々数百万人います。
それに見合う専門の派遣事業を行ってる人材派遣会社も数千社ほどあります
身元の分からない方を受け容れて仕事をさせるのは労働法に違反しますし
その斡旋ギルドのギルド職員の方は正規職員・・正社員ですか?
日本では正社員に関しては厚生年金の加入は必須ですし
健康保険の納付も必要になるでしょう
労働基準法に則った業務を遂行しなければならないと、様々なことを
我が国に斡旋ギルドの支店を設置設立までにやらないといけないことが膨大であります。
話を聞く限りでは、簡単に場所さえあれば斡旋ギルドという看板を設置すれば
それで完了って雰囲気に見られますが
我が国は書類審査提出など全部行わないと会社設置設立は難しいですよ?」
冒険者ギルドじゃない・・・?
あれ・・冒険者の定義ってあれ・??
20億ゴールド!?
識字率99%?馬鹿な
平民の識字率は2割程度で十分馬鹿なのほうが貴族にとっては扱いやすいからということもあるが
おかしいだろ?
「え・・えと・・・あははは」
私は隣にいるオイニ様に目線を合わせて助けを求めた
「はぁ・・こうなるじゃろうと思ったのじゃ
サカタ殿、ニホンでの冒険者ギルド設置のハードルが高いのはわかったのじゃ
何か説明書とか書いてある書物とかないのかの?
さすがにハヤシが可哀想じゃ」
オイニ様あああああ
「いじめてるわけではないのですが、あまりにも短絡的過ぎて
逆に斡旋ギルドの経営や帳簿など100%合ってるのかすら気になったりしますので・・
取り合えず、必要な書籍はこちらで異世界語に翻訳させたのを用意させます
2週間ほどお時間をいただけますか?」
私は元Sランク冒険者だぞ
それなのに・・・悔しい
斡旋ギルドじゃない冒険者ギルドだ
だけど言い返せない・・・
「よろしくおねがいします。」
「取り合えずじゃ、ハヤシには説明書など読んで理解したうえで改めて話し合いの場を設けてよいじゃろうか?」
「それで構いません、私どもも今話しを聞く限りでの対応であって
しっかりこちらのルールを理解した上で改めて要請していただければ対応できますので
よろしくお願いしますね?ハヤシ様」
「あぁ・・」
第一回冒険者ギルドを日本国に設置要請に関しては失敗に終わった。
この場を借りて
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精一杯頑張りたいと思います
よろしくお願いします。