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走る指

作者: 居酒子歌廊

何処かでよく聞く言葉だが、我々人間は理由を求める生き物だ。

そして同時に全く意味のないものを生み出してします生き物でもある。

窓を開けて、外の空気を取り込んでも、頭の中にはっきりとしたイメージや意味が

現れてくれないときは、どうしようもなく意味の無いものを生み出して、時間の空白を

埋めるしかないのだ。

人によっては、そのとき、身体を鍛えるのかもしれない。

本を読むのかもしれない。

煙草を吸うのかもしれない。

映画を観るのかもしれない。

散歩に出るのかもしれない。

誰かとのおしゃべりに興じるのかもしれない。

セックスをするのかもしれない。

オナニーかもしれない。

何か食べるのかもしれない。

酒を飲むのかもしれない。

死を思うのかもしれない。

詩を書くのかもしれない。

絵をかくのかもしれない。

インターネットに入り浸るのかもしれない。

誰かをなじったり、殴ったりするのかもしれない。

料理をするのかもしれない。

テレビを見るのかもしれない。

買い物をするのかもしれない。


そこには意味があったりなかったするし、

意味の有無だって、主観的なもので、人によっては全くのナンセンスかもしれない。


こういう思考は、実は贅沢なものなのかもしれない。

日本語で書かれていて、日本のインターネット・サイトに投稿されるこの

文章は、ほとんど、間違いなく日本に住む人間が書いていることが推測できる。

実際、私は、日本人である。(これを読んだあなたが私を信用する根拠もないけど)

これを読んでいるあなたもたぶん日本人。もしかしたら、日本国籍を持ってないひとかも

しれないけど。

でも、日本語を読むことに問題がない人で、インターネットが自由に使える環境に

ある人は、ほぼ、間違いなく、生活に困ってはいないだろう。

なんらかの仕組みによって生活を保障されているか、あるいは自分で成立させている人だろう。

そういう人たちなら、上記のような思考をすることがあるかもしれない。


一方、世界中のどこかに一定数、ずっと昔から必ずいる生活もままならない人達は、

あらゆる理由で、現状生命の危機に置かれている人達にとって、上記のような思考は確かに

贅沢かもしれない。

よくみたら、ほとんどのセンテンスが「かもしれない」で終わっている。

これは私の語彙、というか文章の構成力の無さの表れなのかもしれない。


私、と書いたが、この時点で筆者が男性か女性かは、分からない。

本当に全く、あなたたち読者にはわからない。でもたぶん男だろうと推測しているだろう。

男も女も半分ずつほとんど同じ数だけ、世界にいるのに。

私、という日本語では、男女の区別ができないというのは面白いものである。

一人称視点の主人公が、常に自分を「私」と呼んでいれば、読者はその主人公が

男か、女か、単純には推測できない。他の文章から、

どちらなのか推測しながら、作中の明言を待つほかない。

もしかしたら、男でも、女でもない可能性がある。


最近、そういうジェンダーレスな、性別の区別をつけない人間のあり方が、

ようやく、肯定されつつあるように見える。

もちろん完全ではない。(完全なんて言葉の上にしかないけど)

まだまだ、そういう人達は理解されにくい立場にあるのは変わりない。

特に、主張があるわけでもないので、この話題は終りにする。


昼時である。(書いている現在が、2017/01/08/13:37)

皆さんは昼食を食べただろうか。

食べてないひとは、お腹が空いてなくともとりあえず何か腹に入れよう。

残りの午後と、残りの人生のために。




訳あって、ものが食べられない人は何か飲んでおきましょう。

それも駄目な人は病院に行きましょう。

もう病院にいて、そこからこれを見ているという人は、

昼寝をするか、本を読むかしましょう。

ネットなんか見てても、時間の無駄ですよ。

(これも私の主観に過ぎないけどね)

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