表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一年の掲示板  作者: 愛徳 曇ヶ
一束目
4/9

第肆枚 昼

「…はい、というわけで先生はGWにスイスに行ってきます。」「先生、授業との関係性が分かりません。」「鹿なんだから静かにしてろよー!大体ね…」「だから鹿じゃねぇって!」「ん?私は国語の先生だから敬語使えと…」「今理科ですよ!?」「知らん!後で職員室に来なさい!」「そんなぁ…。」これもいつものやり取り。しょっちゅう職員室に行く俺はもう慣れっこだ。まぁ行かねぇけど。そんなこんなで昼休み。弁当だ。「鹿伊~!」と木ノ葉。「どした?」「掲示板行こうぜ!」「オッケー。」昼休みになると掲示板で情報を確認しながら飯を食べるのが習慣だ。寮生活、さらにテレビが無い総島(そうじま)寮に所属してしまった俺らは、掲示板でニュースを確認するしかないのだ。だから増税も暫くして知った。自由時間に行ったコンビニがやけに高いなぁと思った程度であった。そうそう、これまで紹介した奴らは全員総島寮だ。男女混合で、全部で12人いる。全員同級生だから、そのうち残りの奴らも教えるよ。「鹿伊!聞いてる?」左真似だ。「あぁごめん。どした?」「総島寮は全員掲示板前に集合!って神谷の指示!」神谷は俺らのリーダーでよく人からカミヤ、と呼ばれる。実際カミガヤと読むんだ、と小学校で熱弁していた。言うのを忘れていたが、総島寮の奴らは全員小学校からの大親友で、12年来の付き合いだ。話は戻って神谷へ。あいつの能力はピクセル化と言い、物を全てピクセルの値まで分解出来る。ピクセルが何かは調べてくれ。正直なところ俺も分からん。それにしてもあいつが全員呼び出すとは一体何があったんだ…?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ