一年の掲示板

一束目

第壱枚 登校前

また事件か、と思った。どうやら岐阜で通り魔が出たらしい。そんなもん関係ない、と服を着る。自己紹介が遅れた。俺は鹿伊魏壱。生まれつき固体と生物なら何でも会話が出来る。おっといけねぇ学校に遅れる。俺は礎浦高校潤真分校に通っている。そうら、と、うるまん、と読む。何故分校に通うか、答えは単純、先生に気に入られていないからだ。中学と高校の内申点で本校と分校に分けられる。先生に屈しない俺は当たり前のように分校にぶちこまれた。よし学校に行ってくるわ。