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第二話
みんなの知らない童話から(二十年前に、これは未来のことが書かれているのではないかと言われていた話)
勇者の子孫、赤電のところには一人娘がいた。
その女の子には偉大な人物の名がついていた。
そしてとても可愛かった。
その女の子は社交界に出てすぐ、周りの人を虜にした。
女の子は王子を好きになった。
王子もその女の子が好きだった。
このままであれば二人は幸せになれただろう。
しかし、王子の性格に問題があった。
とても傲慢だったのだ。
王子は自分の物に触ろうとしたものを許すことができなかった。
故に悲劇はおこる。




