前へ目次 次へ 91/152 第十七話 ありすはぼくを見捨てた訳じゃないのかも。 そう思うとぼくは嬉しい。 「どうしたんですか?」 ありすの声を聞くのも嬉しい。 「ちょっと浮かれてたんだ。ありすの近くにいれるのはいいね」 「そうですか。ありがとうございます」 お礼を言っているのに、疑いの顔。全然顔を取り繕えていない。 ありすは変わってない! 「ふふふ」 弟がじっと見ているけど気にしない。 ぼくは見捨てられてないんだ。 「?」 ありす、待ってて。今思い出させてあげるから。