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第七話
「遅くなってすいません。少し浮かれていたもので」
レンの機嫌が良いっていうのは本当だったんだね。
「青ローブの情報を教えてくれない?」
「あなたは僕のところから情報を聞きたくないのではなかったんですか?」
そう言って笑う。ああ、むかつく!
「秘書に言われたんだよ!」
「そうでしたか、それはすみません」
こいつは少し落ち込んだ振りをする。こういうところがイラってくるね。
「青ローブの件ですね。僕はこれから、その人がいるとおもわれるよころに行くんですよ」
「それで?」
「いっしょに行きませんか?」




