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第五話
授業が終わりました。
すごく簡単だったんですが大丈夫でしょうか。
「赤電さん、友達になってくれないかな!」
「い、いいですけど・・・すいません、誰ですか?」
「ご、ごめん。私は田中 由美だよ。
友達になってくれてありがとう!」
「え、ええ」
思ったより簡単に女友達ができてしまいました。
「ありすって呼んでいい?
わたしのことも由美って呼んでいいから」
「いいですよ。由美さん」
「や、やったー」
い、勢いがありますね。
「ずるい、由美ばっかり。
ねえ、私とも友達になってくれない?」
「このクラスに転入って無茶苦茶すごいよ!
どうやって勉強してるの?」
お母さん、
友達は心配なさそうです。




