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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
先生《異世界人》
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第八話

「なあ。このレイアって誰なんだ」


「それは間違い無く初代勇者様の名前です。なんでそんなことを聞くんですか?」


秘書は不快そうな表情をしている。


「なんか気になるんだ。思い出せそうで思い出せない」


「なんで覚えていないんですかっ!勇者様はいつもあなたのことを言っていたのに」


どういうことだ?


「あなたはきっと異世界人なのでしょう?そうに決まっています。他ならぬ勇者様あなたが異世界でのたった一人のお友達だったと言っていたんですから」


地球でオレには友達はいなかったはずだ。

あれ、いたのか?いた気もする。


でも、いなかった気もする。


どういうことだ?


「なんで・・・、なんであなたがっ!」


《落ち着け元王女》

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