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第二十一話
意識が戻ってきた。
体のふしぶしが痛い。
そういえば、ローズはどうしたんだろう。
周りには誰もいない。
何故か寮にある俺の部屋に帰ってきたみたいだ。
でも、なんか気配がある。
この感じ、昔のローズかも。
「やっと目が覚めたんだねっ！よかったー」
あ、声が聞こえたと思ったら、寝てしまった。
折角の魔法が台無しになってるよ。
まあ、でもよかった。
あの時のぼーっとしていた時のローズではないから。
ローズが戻ってきて嬉しい、そう思うけど、やっぱり気になる。
学園長は、なんであんなに焦っていたのだろうか、と。
