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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
副会長《魔王》
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第十四話

そこにいたローズは間違いなく本物だった。


ローズが二人いる。


どうして、と聞くより先になんで学園長が慌てていたのか気になった。


ローズは死んだ時そのままの姿だった。

可愛いワンピースが血で汚れている。


ローズの目は虚ろで、何者も目に入らないという感じだ。


学園長が何かしたのかもしれない。


裏切られた気分だ。


学園長は、所詮クズだな、と思う。



怒りで目の前が暗くなる。


意識がなくなりそうだ。

まあ、いいかな。


あとは、自分自信がなんとかしてくれるだろう。


俺は意識を手放した。

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