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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
副会長《魔王》
40/152

第十三話

「・・・え?」


!?

学園長の声だ。

初めて聞いた。


何時も念話で話しているから。


「・・・え、ええ?な、んで?なんで?」


学園長がボソボソと、なんでと繰り返している。


学園長がここまで取り乱しているって、どういうなんだろうか。


「・・・あいつでも止められなかった、ってどういうことだ?」


幾分冷静さを取り戻した声が聞こえた。


あいつって誰なんだろうか。


ガチャ、


ドアが開いた。


そこにいたのは、


本物のローズ・グレイだった。

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