前へ目次 次へ 38/152 第十一話 学園長が戻ってきた。 なんだか慌てている。 学園長が慌てるなんて珍しい。 「学園長、どうしたんですか?」 秘書さんも気づいていたようだ。 もう一度いうが、学園長が慌てるなんて珍しい。 何があったんだ。 『い、いや、なんでもないよ』 やっぱり、らしくない。 何かとんでもないことが起こったぽい。 《ヤバイ、ヤバイよ。止められなかった、ゴメン》 頭の中に声が反響してきた。 学園長だろうか。 でも、声が違う。 どういうことなんだろう?