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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
副会長《魔王》
37/152

第十話

学園長の携帯が鳴っている。


「ちょっと、すまん」


学園長がいなくなった。


今ここにいるのは秘書さんとローズ(偽)と俺だ。


折角なんで、秘書さんに気になることを聞いてみようっと。


「あの転入生のクラスの担任、あれは何ものなんですか?」


「さあ?すいません。あたしにもわかんないです」


秘書さんにもわからないだと!

心を読んだからこれは確かだ。

ますます怪しい。


あの人、たまに心が読めないんだよな。

俺の精神魔法をかわせるだけの力があるとも思えないのに。


バックに何か大きいものでもいるのか。


だとしたら、何を隠しているんだ?


是非知りたい。

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