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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
副会長《魔王》
36/152

第九話

過去編


いろいろ考えてみたけれど、俺はいったいどうすればよかったのだろう。


やっぱり、殺人鬼は殺しておくべきだった気もする。


あいつは何を考えているのかわからない。

魔法を防がれる。


学園長に言った方が良いかもしれない。

でも、学園長も心が読めない。

油断してはいけない。


父さんは知っている。

何処で知ったのかはわからないけども。


父さんはあいつをかなり恨んでいるようだった。

何故、殺さないのだろう。



・・・俺はその一件があって、灰電の養子になった。



ローズが帰ってくる筈が無いのに。








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