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王道ヒロインは頑張っている。  作者: 121
副会長《魔王》
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第六話

さて、事情を聞こう。


「レン様が喜んでくださると思って」


俺、学園長、秘書さん共に絶句である。


確かに俺としては楽しい展開。

ただ、気付かれていたのは悔しいよ。


そして、やっぱり本物のローズはこんなことは言わない。


魅了の魔法が効いているみたいだ。


この魔法の効果、それは、俺が相手の一番愛してる人に見えると

いうものだ。


使う魔力が、本来の魅了魔法より少ないので使ってみた。

俺は魔力が少ないからな。


要は、他に苦労して作った人間関係を簡単に壊せるほど、

愛してる人がいるということである。


その人には同情を禁じえない。


理由を知りたいものだね。

面白そうだ。

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