126/152
第十二話
おかしい。何故だ。
闇魔法で精神を潰したはずなのに、反応が消えていない。
誰かが光魔法でも使ったのか?
「あ、緑電さん、こんにちは!」
ありすか。なんでこいつは動けているんだろう。
それと、おれが魔法をかけたと気付いているのか?
この様子だと気付いていないか。
「こんにちはー」
笑顔で答えておく。
「白々しいですよ、緑電緑さん。あなたですよね。闇魔法をかけたのって」
副会長か?なんでそんなことを知っているんだ。
「なんのこと?」
「相変わらず演技力ありますねえ。尊敬しますよ」




