表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
New Another World !!  作者: 子ハルコ
4/19

3

朝ごはんを食べ終わりゆっくりしていると、ドクンッと心臓が大きく脈を打った。

「うぐっ…。はぁはぁ…。」

これが意識を落とす前触れである。

そして、彼はまるで眠るかのように意識をシャットダウンした。


そこは白い世界だった。

他には何もなく、地面も天井もない。

病院とは全く違う空間だった。

正直言って異常な世界と言えよう。

白、以外の色合いがなく感覚がおかしくなってくる。

でも、奥行きはあるようで腕を伸ばせば伸びるし、脚だって浮いたままだ。


この世界では不治の病なんてものは関係がない。

腕だって動くし、脚を使って歩ける。まぁ、浮いてるのだが。

意識を落とすようになってから、最近ハッキリとした空間になってきた。

最初はほとんど気づかなかった。

本当に認識できないほどだったのだ。

今ではそんなこともなく自分がわかるし、まるで現実世界のような感覚に陥るようだった。

そして何より気持ちがよかった。

ここでは自由に動けるのだから、当たり前の気持ちだった。


でも、そんなに長くは続かない。

終わりは突然にやってくる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ