表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/14

サーフ ブンガク カマクラ

●「藤沢」から「鎌倉」までの列車の旅に出かけよう。


【収録曲】


1.藤沢ふじさわルーザー

2.鵠沼くげぬまサーフ

3.しまエスカー

4.腰越こしごえクライベイビー

5.しちはまスカイウォーク

6.稲村いなむらさきジェーン

7.極楽ごくらくハートブレイク

8.長谷はせサンズ

9.由比ゆいはまカイト

10.鎌倉かまくらグッドバイ


 前作から1年も経たずにリリースされた、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのメジャー5thフルアルバム。『ファンクラブ』『ワールド ワールド ワールド』では明確にコンセプトを打ち出していた彼らですが、今作は曲名を見れば分かるように、明らかに「江ノ電沿線」を舞台とした作品になっています。その影響か、「三番線のホームから」(藤沢ルーザー)や「低温な夏のサーフショップ」(鵠沼サーフ)、「海辺のファーストキッチン」(七里ヶ浜スカイウォーク)のように彼らにしては具体的な描写の歌詞が結構出てきます。


 曲調に関しては、ミドルテンポで力を抜いた雰囲気のナンバーが中心といった感じでしょうか。それがまるで「湿度の高い日本の夏」を表しているようで、今作の舞台となる地域のイメージにぴったりといった印象を受けました。そんな中でも、『江ノ島エスカー』では最後のサビでJ-POP的に転調したり、『稲村ヶ崎ジェーン』では曲全体が軽快な調子だったり、『由比ヶ浜カイト』では途中でテンポが速くなったりと、曲中・曲間で色々と「変化」を付けている点からは良い意味で彼ららしさを受け取れます。


 コンセプト作としての隙の無さを感じられつつも、肩肘張らずにリラックスして聴ける面もあるアルバム。今作を聴いて、「藤沢から鎌倉までの列車の旅」を満喫してみてはどうでしょうか(収録時間も江ノ電の片道の所要時間である約30分になっていますし)。


評価:★★★★★

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ