クリエイターは人の生き方を変える魔術師です。
妄想や思考を形に変えるクリエイター。今は道具さえ揃えば誰だって名乗れる。そんな豊かな時代です。そんな時代に生まれてよかった。何より生まれた時代を憎まなくてよかった。
そう思えるのも、世界中のクリエイターが私に様々な作品を魅せてくれたからです。そして、なんと今は、そんな人たちと簡単にお話しできたり呟きが見られたりしてしまう。今日なんか、月見〇ーガーを食べているクリエイターを沢山見かけました。
そして、プロのクリエイターたちが心血を注いだ、あるゲーム作品が明日発売されます。その情報を見たときから、私の心は燃え上がりました。それまでは空気の抜かれた水槽で瀕死の魚の状態だったのに!
詳しく語ると、そのゲームの説明になるから割愛します。
さて。
では、私はどのような人をクリエイターと呼ぶか。
達筆な人。いいえ。
速筆な人。いいえ。
ランカーの人。いいえ。
誰かの心に揺さぶりを掛けられた人です。簡単に言うと、遊び心のある人です。読者への思い遣りとか言うのも何だか変ですね。こう言っちゃいましょう!
「フェチを前面に出し、その結果、読者がついた人」
だってだって、「読者に合わせて造った」って言い方は、ちょっと狡くありませんか? もし、評価や感想を貰えなかった時に、「これは(私が思うには面白いが)読者には合いませんでしたね」って口実が出来てしまいます。
読者のせいになっちゃうんです!
それなら、いっそのこと自分の好きな物を書いてウケましょうよ。きっとその方が楽しいよー。すぐに結果が出なくても、何かが一つでもヒットすれば、数珠つなぎで縁が繋がることも有るのではないでしょうか?
時代の波に乗れないのではなく、敢えて乗らないっていうのも、気楽でいい物です。考え込むことなかれ。きっと、あなたの作品は読まれる。そして、心の殻を破れば、きっと同じ趣味を持った仲間が反応してくれる。
楽しんだもの勝ちな世の中だから。
誰もがきっと勝てる要素を持っている。
それは、小説の技巧や考察の次元ではなく、はるか遠くの空想の世界と世界とを繋ぐ、尊い行為であると思うから。たとえ現実に泣いたとしても、それさえも創作の糧に出来るクリエイター。
彼らは、人の生き方を変える魔術師です。
どうか芽を潰さないで。必ず咲くから。そして、この時代に報いる数多の作品を生み出し、人々の心を豊かにするでしょう。いつかその日まで……、待ちましょう。一緒に。