表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/14

0.7話「キャラクリと異常な技術」

続きだよ~ん。

布団に寝転がり目を閉じた。すると黒い視界の中心に


{こんにちは}


と四角形のゲームウィンドウらしきものが現れた。そして数秒後に


{身体の睡眠率が一定を越えました。ニックネームを決めてください。}


と表示された。それに続いて空白のウィンドウが表示された。そして、考える。


(どうしようかな。自分がいつも使ってるニックネームにするか。)


考えることを終わらせ、空白のウィンドウに意識を向けた。そこには空白だったはずのウィンドウにこう書かれていた。


{山嵐}


俺がゲームで良く使うニックネームだった。自分の名前から出てきた動物の和名をそのまま使っているのだが、今思えばタッチパネルなどのウィンドウは出てこなかった。そんな思考を置き去りにし新しくウィンドウが出てきた。


{アバターを作成しました。調整をしてください。}


と表示されたウィンドウの側に自分の姿があった。


(自分の姿を元にアバターを作るのか。)


と思ってると、側に別のウィンドウが表示されていた。


{思考を読んでいるためタッチパネルなどは必要ありません。}


そのとんでもない内容に俺は。


(なんだそのオーバーテクノロジーは!)


と心の中で叫んでいた。驚きと同時にこのゲームは楽しめそうだと思った。


(早くアバターの調整終わらせよう。)


そして数分後・・・アバターが完成したのだった。


(出来た。完璧だ。まさか体のサイズすら変えられたとは。)


アバターの大きさが10センチくらいまで小さく出来たのが驚きだったが後々大変そうだったのでやめた。そしてアバターの見た目は銀髪の美少年って感じの見た目で頭の上にアホ毛が生えている。徐々に冷静になって軽く後悔した。


(まあしょうがない。これ以上は時間かかりすぎる。)


そう思っていると新しくウィンドウが表示された。


{調整を終了しますか?}


この表示に


(はい)


と念じた。ウィンドウが消えて、新しくウィンドウが表示された。


{ようこそ!ゲームを選択してください。}


{アルファ・オンライン}


と表示されていた。他のゲームは無さそうだったのでアルファ・オンラインを選択して始めた。



辺りが白く目の前に自分のアバターとその他あらゆる項目があった。プレイヤーネーム・種族・体力・魔力・攻撃力・防御力・魔法攻撃力・魔法防御力・速度・幸運・スキルの欄があった。


(職業とかは無いんだ。)


と思いつつ、プレイヤーネームに山嵐と表示されているのに気づいた。プレイヤーネームが埋まっていたが1文字消すことも出来た。


(なるほど。本名をニックネームにした人でもプレイヤーネーム変えられるのか。)


次に種族欄を見た。


(スゲー。普通の人からエルフやドワーフ他にも獣人とかあるのか!しかも種族特性があるんか。どうするか。)


と悩んだ結果。


(狐かなぁ。種族特性のNPCの好感度初期値10パーセント上昇とNPCとの会話における好感度上昇率増加が強いな。)


狐を選択した。すると自分のアバターに銀色の狐耳と尻尾が生えてきた。

次に体力の設定である。


(なるほど。体力と魔力は対になっているのか。)


体力の初期値を上げると魔力の初期値が減る、また逆もである。ちなみに合計値は200である。


(うーん。どっちも上げても良いんだろうけどねぇ。魔力少し多めで良いかな?)


体力と魔力の初期値を設定した。数値にして体力70と魔力130だ。

そして、攻撃力も設定していく。


(攻撃力も防御力と対応してるのか。これは防御力を上げておくか。)


攻撃力と防御力の初期値を設定した。数値は攻撃力70で防御力は130だ。攻撃防御も合計200だった。


こんな感じに魔法攻撃力・魔法防御力・速度・幸運を決めた。もちろん、魔法攻撃力と魔法防御力は対応していた。そして、速度と幸運とスキルが対応していたのだった。速度と幸運の合計が200で、合計の数字を減らせばスキルのポイントが増えていくと言うシステムになっていた。

スキルには[剣技]などの武器を使う技?っぽい物。[肉体技]という肉体を使う技っぽい物。他にも〈火魔法〉等の魔法職や[農業]などの生産職、[契約]などのおそらくテイマーやサモナーに該当するような職に必要そうなスキルがあった。スキルは1つ必ず得られるけど追加でスキルを得るためには速度・幸運を合計10減らさないとダメだった。(よし完成だ!)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


プレイヤーネーム:山嵐


種族:銀狐


体力70

魔力130

攻撃力70

防御力130

魔法攻撃力150

魔法防御力50

速度70

幸運100


通常スキル

[鎌術Ⅰ][農業Ⅰ]〈水魔法Ⅰ〉


特殊スキル

【狐】


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


[鎌術Ⅰ][農業Ⅰ]〈水魔法Ⅰ〉のスキルは探したら普通にあった。そして【狐】のスキルは一番下にあった。固有なのかわからないスキルだが希望を込めて入れた。代わりに速度が70になってしまった。


(速度30以上の働きをスキルがしてくれるとうれしいなぁ。よし、ゲーム始めるか。)


と思うとすぐに新しいウィンドウが出現した。


{キャラクタークリエイトを終了しますか?}


と出たので。


(はい)


とまた念じた。すると全てのウィンドウが消え新しいウィンドウが出現した。


{利用規約を確認してください。}


このウィンドウに重なるようにして規約の文章がズラッと表示されていた。一応利用規約見ていない人用なのだろう。内容はハゲさんの言ってた物でだいたい合っていたが気になる所が数点あった。その内容がこんな感じである。


・イベント後の動画に使用される事があることについての同意

・大規模イベントによるキャラクターデータロストがある事

・時間加速による健康への影響に関する同意

・ゲーム中に現実での家屋や物品の被害に関する責任の所在


等が表示されていた。規約に同意しゲームを始めた。


{オープニングが始まります。}

次回オープニング


感想欄で読者様の考えたキャラクターを募集します。だいたいの容姿・性格・能力値・スキルを書いてください。あと配布のメンバーか初期の実況者枠のどちらかを選んでください。実況者枠の場合は読者様の考えたスキルを1つ付けても良いです。もしスキルを付ける場合どんなスキルなのかの解説もお願いします。アイデアの参考にするかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ