16:仮面の表と裏
国を挙げて開催されていた武の祭典は、ついに最終日を迎えることとなった。
数十人の剣豪・武人達か鎬を削り合い、幾つもの勝利と敗北を重ね、そして残る選手はたった四人となった。
観客の気迫も上がり続け、まだ試合も始まってもいないのに盛大な歓声が会場を包み込んでいる。今や国のどこにいても会場からの声が聞こえてくるほどであり、誰もがその瞬間を待ち望んでいることが伺えた。
しかし待望の最期の三戦の待つ日が迎えたのは、生憎の曇り空であった。
「絶好の大会日和……とはいきませんね」
どんよりと暗い、分厚い雲が広がる空を見上げ、トモエが陰鬱そうな声で呟く。
毎年開催される武芸大会の中でも、今年の大会は特に盛り上がりを見せていた。選手の質が非常に高かったり、試合中の思わぬ展開に湧かされたりといった偶然もあるが、当日の天気の良さによって選手たちの体調が万全に整えられたりという事情もあった。
しかし、肝心の準決勝と決勝の日の天気はお世辞にもいいとは言えず、落ち込んだ気温や気圧が悪影響を及ぼす可能性があった。
「仕方ありませんよね。ここ最近お天気が続いていましたし、ふとした時にへそを曲げることぐらいありますから……」
「その程度で試合に影響があるほど、ここまで生き延びてきた連中も柔くはないだろう」
不満げなトモエの愚痴を、トモナガはフンっと鼻で笑って振り払う。
会場の観客席の一部に特別に設置された席から見える天は、確かに暗く気分のいいものではなかったが、まともにメモ開けられない豪雨でもない限り戦いに影響などありはしない。あっていいはずがない。
争い無き平和な世界から一人放り込まれ、ほぼその身一つで戦乱の世を生き延びなければならなかった彼にとって、その程度の環境の変化で戦績を左右される様な部下はいらなかった。少なくとも、トモエを含めたあの戦を共に勝ち抜いてきた戦友たちは、そんな言い訳を口にすることは一度もなかった。
しかし今トモナガは、不機嫌そうに頬杖をついて空を見上げている。その理由は、現在国の人手不足と同時期に生じた事件を調査している、魔女の動向についてだった。
「…結局あやつ、ここまできても容疑者を絞りこめなんだか」
「あなたが無茶をおっしゃるからでしょう……まったく」
落胆したように漏れるトモナガの愚痴を、今度はトモエが一蹴する。
巡回の兵にも諜報部隊にもなかなか尻尾を掴ませない、神出鬼没の辻斬りを、たった一人で捕らえよなどという依頼には、トモナガの腹心たるトモエにも無茶だと言わざるを得ない。大会の間は辻斬りの被害は報告されていないため、トモナガの予想通り大会に参加している可能性は確かにあるが、そうでない可能性もないとは言い切れない。
現にかの魔女からの報告は上がってきていないために、下手人の発見と捕縛はますます難題に近づいていると言えた。
「…始まりますね」
「ああ」
しかしトモエにも、トモナガの予感は当たっているものと思えていた。
長らく戦場に身を置き、参謀として敵の狙いを探り続けてきた彼女の持つ勘が、餌に食いつこうとしている獲物の気配を感じ取っている。油断すれば餌どころか竿を持つ自分までもを引きずり込もうとしている、それほど大きな獲物の気配を漠然と感じ取っていた。
『さぁ……ここまで繰り広げられてきた激戦の数々! その決着がついに間近に迫っております‼』
これまでの試合全てで進行役を務めてきた男の声にも、今度ばかりは比べ物にならない興奮がにじんでいる。長い苦労の果てにようやく得た大仕事が、ようやく完了されるという満足感が彼の肩に重圧としてのしかかり、必要以上の力を彼の喉に与えているようだ。
舞台袖から続々と登場し、舞台の中央へと集っていく選手たちにも、観客席からの期待の眼差しが注がれている。今回集まったのは、大会中特に話題を攫ってきた選りすぐりの戦士達、見ごたえのある派手な戦闘を望む観客たちにしてみれば、宝箱を開ける前のような心地に近かった。
『今日は昼の部、夜の部と分かれ、夜の部において最強の座を決定することとなります‼ まずは選りすぐりの四人による準決勝! その雄姿を、今回は特別にわが国の王が直々にご覧になります‼』
進行役の男がトモナガとトモエのいる席の方を指せば、観客たちの興奮はさらに一段階上げられ、より騒がしい悲鳴が響き渡る。トモナガはその歓声に不敵な笑みを浮かべて片手をあげ、その隣のトモエはすまし顔で佇んでいた。
一国の王が観戦する試合。その名誉は他の何よりも得難く、舞台袖で舞台を見守る敗退者たちからしてみれば垂涎物であった。あの場でこうしていればあの場にいたのは自分だったのに、そんな悔しさがほぼ全員の表情に現れていて、舞台袖の空気はやや重く沈んでしまっていた。
約一名、とある大剣使いの巨漢の姿が見えないことを気にかけるものは、誰一人として存在していなかった。
『頂点を決める戦い……その最後のふるい落としが今、火蓋を切って落とされます‼』
舞台袖から、赤い虎耳の娘アスカが見つめる先にいるのは、少し前の試合で自分を下した黒猫の魔術師。
涼しい顔で武に人生をささげてきた自分を打ち破った少女に、アスカは険しくも真剣な視線を送る。恨みがあるわけではない、しかし安易な敗北は絶対に許さないという気持ちが、今の彼女の中にはあった。
しかし当の本人はというと真っ青な顔を引き攣らせ、不安になりそうなほどに全身を震わせながらぎこちなく歩いていた。
「あばばばばばばばばばば」
「前にも増して物凄く緊張しておるな、シオン殿⁉ 大丈夫でござるか⁉」
「だだだだだいだいだいじょうぶぶぶぶ」
「どう見てもそうは思えぬぞ…」
舞台に向けて追い出され、大勢の観客たちの視線に囲まれる状態はやはりきつかったのだろう。金縛りのように緊張に支配され、シオンは後ろにいるセツナに本気で心配されながら、ぎこちない行進を行う。
頼みの綱であるアザミも、試合前にシオンに一声かけるとどこかへ足早に去っていってしまい、香りを感じられるものも何も貸してもらえずに一人放り出されてしまった。
その姿にアスカを余裕の態度で倒したときの名残は微塵も感じられず、なだめるセツナの表情にも隠し切れない呆れが混じっている。幸いなのは舞台袖との距離があり、観客やアスカに今の状態を見られていない事であろうか。
その時、とても真面に試合を進められそうにない黒猫少女を見て、セツナの後ろを歩いていたミグモマルは小さくため息をついた。
「…気を引き締めるのは戦の前には必要だが、過ぎれば必要な時に力が出せん。それが癖になる前に、強制する方法を探すべきだな」
「え……あ、ど、どうも…」
素っ気なくもどこか気遣う様子のミグモマルの言葉に、シオンは一瞬震えを止めると戸惑い気味に礼を返す。
思わぬ場所から助言を受け、ぽかんと目を丸くするシオンは、同じような表情で目を見開いているセツナと顔を見合わせた。セツナからしても、隣の武人から気を遣われたことが以外で仕方がなかったようだ。
「……い、意外と気さくで驚いた」
「存外優しい御仁でござったな」
フーマや鈴々との試合を思い出すに、勝利にしか興味がなく容赦のない冷たい男なのかと思っていたが、対戦相手に助言を送れるような気安さがあることを知り、シオンとセツナの目が変わる。
その驚きによってか、シオンの緊張は大半がどこかへ消え去ってしまっていたが、ミグモマルを凝視している二人にそれに気づく余裕はなかった。ミグモマルはといえば、自身の状態の変化に気づけずにいるシオンとセツナに内心ため息をついていたが、あまりに変わらない仏頂面のために二人がそれに気づくこともなかった。
「……って、おや?」
舞台の中心に集まって、そこでふとセツナは我に返る。今この時間は、最後の一日の戦いに選ばれた面々を再びお披露目する場、改めて四人の選手を紹介するための時間である。
しかし係員に呼ばれて集ったはずなのに、この場にいるのはたった三人、会話をしたのも三人でのみ。どう考えても一人足りていない。
自分が準決勝で剣を交えるはずの青年の姿が、どこにも見当たらなかったのだ。
「残る一人は、いつになったら来るのでござるか?」
◆ ◇ ◆
時は少しだけ巻き戻り、会場内の選手控室の一つにて。
据え付けられた座席に腰を下ろした少女、鈴々は壁に背中を預けて脱力し、何もない天井をぼんやりと見上げていた。その目には特に何かを映す様子はなく、ただただ無気力に時間を過ごしていた。
「……負けちゃったなぁ~……」
ぽつりとつぶやき、胸の奥を虚しく風が吹き抜けていくような寂しい感覚に目を細める。
一流の武芸者であれば、自分を下した相手の試合を見学して研究し、自分の経験値としてさらなる研鑽の役に立てるべきなのであろうが、まだまだ未熟な彼女には舞台袖まで向かう事も辛かった。
相手が自分よりもはるかに格上であることは分かっていたし、負ける可能性が十分にあったことも理解していた。しかしそれでも、自分の精一杯をぶつけることで開ける活路もあるのではないか、そんな都合のいい考えが彼女の中にはあった。
結果は、相手に余裕を見せつけられながらの惨敗。華々しい勝利の未来は、儚く薄氷のように砕け散ってしまったのだった。
「流々にもデカい口叩いたのに…馬鹿みたい、あたしったら」
前回の試合で下した弟にも合わせる顔がないと、鈴々はくしゃりと表情を歪めて頭を抱えてしまう。弟想いの彼女は、彼の悔しさも背負って試合に挑み、勝利を土産にしてやる気になっていた。
悔しさからか再び立ち上がることもできず、たった一人で悶々とした感情を持て余していた彼女は、ふいに控室の戸が静かに開けられたことに気づいた。
「…あれ? あんた…」
戸を開けて姿を現した相手を目にし、鈴々は慌てて表情を取り繕う。弟に対するときほどではないが、赤の他人に情けない姿を見せるのは気が引けると、濡れた頬や眉間のしわを慌ててもみ消し、訪問者に向き直る。
赤い目や鼻先を見ればどんな状態であったかはすぐさまわかりそうなものだが、苦笑を浮かべて入室した訪問者―――ナギサは特に気づいた様子もなく、気恥ずかしそうに鈴々に頭を下げた。
「こ、こんにちは…」
思わぬ時期に、しかもあまり面識のない青年が訪れてきたことで、鈴々は戸惑い気味に眉尻を下げてナギサを見つめる。|以前別の部屋で姿を見た《・・・・・・・・・・・》時も会話などできなかった相手が、自ら顔を出してきたことへの驚きで鈴々の脳内は疑問で埋め尽くされる。
しかも、ナギサは実力とは裏腹に儚げな風貌をした美少年であり、異性と会話した経験など弟を除いて皆無に等しい鈴々は、完全に混乱させられていた。
「な、何やってんのよ。あんたってば試合があんじゃないの? こんな所で油うってないでさっさと行きなさいよ」
「そ、そう思ったんですが……どうしても今、あなたのところに顔を出しておきたくて。……ご迷惑、でしたか?」
「べ、別にそんなことはないわよ。ただその……今はあんまり顔を見られたくなかったって言うか、逆に見られなくなったって言うか……」
敗北に落ち込む情けない姿を見られたことへの周知だけではなく、内心外見を好ましく思っていた青年に密室で話しかけられたことで、鈴々の頬には熱が集まっていく。二人きりであることに妙な緊張と期待を感じながらも、相手の望みが何なのか探ろうとちらちらと青年の方を覗いては目を反らしたりを繰り返す。
ナギサはややきつめの鈴々の物言いも気にせず、畳の上に上がって鈴々の方へと近づいていく。青年が距離を詰めるたびに、鈴々の顔はますます赤みを強めていった。
「この間はちゃんとご挨拶できなくてすみません。どうにも僕は人を前にすると口下手というか……まともな対応ができなくなってしまうみたいで。……でも、昨日の失態を払拭しないと、試合に集中できそうになかったものですから……」
ついにすぐ目の前まで歩み寄った青年は、まるで子犬のような不安げな表情で鈴々の目を覗き込む。存外長い睫毛に縁どられた、儚げな美青年の眼差しに見つめられた鈴々は、僅かに上体を反らしながら必死に目を逸らそうとする。
背丈はさほど高くはないが、腰を下ろしている鈴々と目を合わせるために屈んだことで、ナギサの衣服の襟から鍛えられたしなやかな体と鎖骨が覗き、鈴々の胸の鼓動が喧しいほどに高鳴り始める。
ついさっきまで胸中で渦巻いていた敗北の悔しさが、いつの間にか完全に霧散してしまっていた。
「実は、その…以前顔を合わせた時から貴女のことが頭から離れなくて……」
「へ⁉ あ、え、ほぇ⁉」
青年がおもむろに告げた一言に、鈴々の胸がひと際高鳴る。
ふいうちに近い形で、真正面から口説くような一言をぶつけられたことで、鈴々の精神は完全に統率を失う。嬉しさやら恥ずかしさやら戸惑いやらが一気に溢れ出し、全くまとめることもできなくなって、湯気が立ちそうなほどに顔中が熱くなる。
混乱の最中に放り出された鈴々の方へ、混乱に陥れた張本人が熱に浮かされたような表情で身を乗り出す。潤んだ瞳で見つめ、くちづけができそうなほどに顔を近づけられ、鈴々はまともな思考を放棄せざるを得なかった。
「鈴々さん……」
「あ、や、ちょ、ちょっと待って待って待ってってば! わ、私達まだちゃんとした話もできてないし、出会ったばかりでそんなこと言われても困るっていうか⁉ いやじゃないけど急なことでどうしたらいいかわかんないっていうか⁉」
もはや自分が何を言っているのかさえ、鈴々は理解できなくなっていた。口では困っているように言いながら、その不安気な表情には期待が入り混じり、徐々に近づく青年を押しのけようとする努力すらしていない。
傷心中に与えられた喜びのせいか、それとも現実から目を背けたかったのか、目と鼻の先にまで接近した青年を前に、鈴々はぎゅっと目を閉じる。何をされても拒絶できそうにはなく、しかし何かをされてしまう事への期待で身動きが取れなくなっていた。
そんな彼女に向けて、青年はにっこりと笑みを浮かべ。
「―――お前、俺の秘密を見たんだろ?」
そう、様子の変わった声音で問いかけた。
「…………へ?」
思わぬ言葉を、それも先ほどまでとは明らかに異なる声で問われ、鈴々は頬の熱さも完全に忘れて目を見開いた。
その瞬間、鈴々はいきなり畳の上に引き倒され、仰向けにされて抑えつけられる。何が起こったのかわからないまま、武人としての防衛本能から咄嗟に自分の得物の方へと手を伸ばしたが、それに手が届く寸前に首元に冷たい感触を覚えて動きを止めた。
目を見開き、押し倒されたままの鈴々は首に突き付けられている刃に目を向け、そしてそれを構えている青年を凝視した。
「動くなよぉ……動いたらスパッと切れちまうからな……それも悪くねぇが、俺としてはもう少し反応を楽しみてぇからよぉ……!」
上擦った声で呟く青年は、その表情を大きく変えていた。
大きく真横に伸ばされた口元は情欲にゆがんでいるが、獰猛な野犬のように剣士が覗いていて、てらてらと輝く大量の唾液を垂れ流しそうになっている。目はギラギラと情欲に染まっているように見えて、その奥には明らかな嗜虐心が隠せずにいる。
儚げな青年の顔の部品は一切変化していない。確かな表情の変化だけで、ナギサの醸し出す雰囲気は全く異なるものに変化してしまっていた。
「迂闊だったぜ……あんな狙いすましたような時期にお前が迷い込んでくるなんてよぉ、あの野郎との話も聞いてたんだろ? できりゃあもっと早くお前に接触して片付けちまうつもりだったのに、あいつらが目を光らせていやがるもんだからうまくいかなくて、無茶苦茶やきもきしてたんだ…」
「え……あ、え? な、何の話……」
「とぼけんじゃねぇ‼」
事態の変化に理解が追いつかず、青年を凝視したまま微塵も動けない鈴々に、ナギサは声を荒げて吠える。
凶器を突きつけられ、身動きの取れない少女はただ、もはや別人としか思えないほど変貌してしまった彼に怯えたまま、ガタガタと体を震わせていることしかできなかった。
険しい表情で睨みつけていたナギサが、ふと優しい微笑みを見せてきた。しかしそれでも、目に宿る残虐な光は少しも隠せてはいなかった。
「ああ、無駄な話をしに来たんじゃねぇ……正直言うともうずっとお預け食らったままで頭がおかしくなりそうだったんだ……旨そうな餌がそこら中にたくさんあるってのに、迂闊に手が出せなくて苛々してたんだよ……‼」
よだれを垂らす猛獣のように恐ろしい、恍惚とした笑顔を浮かべる青年を目の当たりにし、鈴々はようやく悟る。
彼は狂っている。狂っていることを自覚していて、これまで普通の青年を演じることで世を渡り、獲物を探して流離ってきたのだと。
自分はその獲物に選ばれた哀れなウサギなのだと、今ここで理解した。
「だが……もう我慢できねぇよ」
そう呟いたナギサが、鈴々の首に突きつけていた刀を大きく振り上げる。室内に備え付けられた灯を反射し、彼の持つ刀が凶悪な光を放つ。
起き上がろうと思えば鈴々にはそれができた。しかし青年の狂気を至近距離で目の当たりにしてしまった結果、恐怖によって心は凍りつき、ピクリとも動くことができなくなってしまっていた。
ただ大きく見開かれ、迫り来る刃を目に映すことしかできない鈴々は、同時に迫る死を漠然と感じ取っていた。
「……間一髪だったわね」
しかしその瞬間は、まだ鈴々には訪れなかった。刃を振り下ろそうとしていたナギサの体が、突然聞きなれぬ声とともに真横に向かって吹き飛ばされたからだ。
勢いよく壁に激突する青年に、死を受け入れかけていた鈴々はつられるように体を起こして呆然となる。
「……まんまと乗せられちゃったわ。危うく出さなくてもいい犠牲者を出す所だった」
そんな彼女を庇うように、一瞬にして室内へと侵入し、青年と少女の間に割って入って蹴撃をお見舞いしてみせた魔女が、心底腹立たしそうな低い声で告げる。
しかしその目は、ようやく難問の答えを見出したことによる歓喜で見開かれ、待ち望んだ瞬間を迎えて爛々とした闘気に満ちていた。
「……やってくれたわね、鉄屑野郎」
痛みを堪えるように立ち上がり、忌々しげに睨みつけてくる青年―――正確には彼の持つ刀を見下ろし、アザミはニヤリと不敵な笑みを浮かべてみせた。




