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白い雲  作者: 白木
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白川老人

 この700キロレース以降は、合同の総合レースとなり、その総合順位の得点は加算がある事から、下位の得点順位の者でも、充分に今から逆転はあり得る訳で、一気にトップも可能なのだ。このGPレースは、参加連合会150連合会。4ブロックに分けられ、その合計羽数が8万羽になる巨大レースだ。香月達、東神原連合会はAブロックで、総羽数3万羽と言う、4ブロックの中でも特に大きいレースであった。その他ブロック順位を更に総合する事は無いが、名実共に、日本一のAブロックが最大で、権威あるレースと言える。

 各鳩舎は、2週間後に迫るAブロックのグランプリレースの調整に余念が無かった。香月鳩舎では、100キロレースに22羽スタートして、ここまで14羽。失踪鳩8羽、のち4羽後日帰還と、過去最高の参加が出来そうであった。ちなみに川上鳩舎は120羽スタートで、現在78羽ストックと、今春は100キロレース以降は上天気に恵まれて、各鳩舎ともかなりの選手鳩をキープしており、それも、各鳩舎が鳩質向上と、飼育管理に近年勤めてきた成果でもあろう・・川上氏の企画が成功しつつある事を窺わせた。

 ただ、磯川は、この春季レースは全て生後一年以内の若鳩。700キロレース終了後、どの程度の鳩をいかに早熟のペパーマン系と言えど、参加になるかは未知数だ。この700キロレース如何に掛かっていると言って、過言ではない。

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