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白い雲  作者: 白木
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白川老人

「やあ!佐野です。香月君の帰舎タイムは何分なの?今他のジュニアの連中に確認をとったんだけど、兄貴(北村)とウラちゃんは8時50分頃らしい。僕は8時38分に打刻したよ」


 彼は、他のメンバーと比べて、圧倒的に早い自鳩舎のタイムに声が弾んでいるようだった。彼も上位に食い込んでいたか・・香月はその気持ちを損なわないように、少し曖昧に答えた。


「そうですか。僕の・・所は、3羽同時にタイムはしたんだけど・・。8時半過ぎかな?・・ええ・・先頭集団が10数羽見えたんですよ。多分、その一群が上位でしょう」


 佐野もやはり香月が、上位に食い込んでいる事を聞くと、ややトーンが落ちたが、上位の入賞は間違いないと自信を深めたようで、そこで電話を切った。

 香月鳩舎の全鳩帰還は、夕方4時になった。この最後にゆうゆうと一羽帰って来た鳩は、昨年の1000キロ記録鳩であり、短距離のレースはいつも、夕方に帰ってくる変わった鳩だ。まだ、少し早いが川上氏宅へ向かう香月であった。川上氏宅へ着いたのは、5時少し前。陽はもうかなり西の方に傾いたが、川上氏は、まだ鳩舎の方へ居るようだった。香月が階段を昇って行くと、

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