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白川老人
磯川のペパーマン系は、近年の飛び筋・・その中にあって、中心的なレーサー導入はやはり、衆目が注目する大きな話題であった。かんかんがくがく・・話題は尽きなかった。近隣の連合会でもその話題は大きかった。果たして・・?この日本の気候風土、地理条件に合うのかは、未知数でもあった。だが、磯川も突出した優秀な使翔家・・充分に勝算あっての導入だろう、香月はそう思いながら、話題の続くこの席を早々と退散した。
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さて・・そうする内に春のレースは始まった。いつもなら短距離は、調整訓練程度にしか扱わない大人達も、文部杯の若者に混じって鳩時計を打刻する風景は、「最優秀鳩舎賞」の設置が、いかに大きかったかを物語っていた。香月と磯川、連合会の強豪達・・本当の意味での競翔は、今からスタートするのだ。




