白川老人
「冒頭に言われたように、近年鳩質の向上と言う事もあるように、このポイント制導入は、各鳩舎がそれぞれに精鋭を育てると言う事になり、必ずしも大羽数参加鳩舎が有利にはならないと思います。それなら、大羽数参加となる、近距離こそ、学生にとっても有利でもあります。参加数×順位・・例えば、1000羽数参加で、2位なら1000÷2で、500点。こう言う方式に改めてはどうでしょうか?」
又会場がざわめいた。確かに・・それなら近距離参加の鳩舎でも高い得点があげられる。
「今の意見はどうでしょう?」
川上氏が聞く。賛成多数で変更された。こう言う事には抜群の才能を発揮する磯川だった。
「本件は可決されました。残る4大レースプラスQCが増えた事と、Nレースの扱いを一案として提出します。700キロレース地区Nレースは、総合順位300位まで。一位は3000点、以下10点。1000キロのQC、1100キロのKCレースは参加する連合会数も他の長距離レースと比べて少ないのですが。この順位は総合100位までで切り上げたいと思ってますが」
「それは、今後もCH、GCH、GNレースの巨大化を分散したい狙いもあり、参加羽数も増える傾向にあります。特にQCは、非常に帰還率も高い放鳩地ですし、申し込み連合会も多いと聞きます。同じ扱いでよいのではないでしょうか?」
長距離鳩を育てる事では全国的に名高い、連合会の最古参で、RCH『道上カイザー号』・・1000キロ3回、1200キロ2回優勝の使翔者道上氏が言った。なるほど・・道上氏はQC、KC、GNレースを狙っているのだな?香月はそう思った。この意見も拍手で、賛成された。連合会ではやはり若い競翔家の台等で、活性化してるように感じた香月であった。
会が終わり、高橋会長宅での数人の座談会でもやはり、新設のQC、磯川のペパーマン系の話題が出ていた。集まったのは、川上氏、道上氏、香月、佐野、浦部、水谷氏であった。




