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白川老人
「はい・・磯川君」
「その参加には、若鳩以外もOKと言う事ですね?」
会場がざわざわした。通常は秋のレースは若鳩主体で行われるからだ・・磯川の質問の真意は、次の案件を見越しての発言だったようだ。
「規定は無い・・だからそれは自由です」
「分かりました」
磯川はにやりとして、座った。香月は磯川の方を見た。彼は自信たっぷりの表情を浮かべていた。
「では、この案件も決定と言う事で次の提案事項ですが、今年からポイント制導入で、連合会の活性化と、鳩質向上のために最優秀鳩舎賞と、準最優秀鳩舎賞の提案をしたいと思います」
会場がざわついた。なるほど・・磯川はその為に選手鳩を春、秋使おうと言うのだな・・。香月はそう思った。議事進行で、高橋会長の隣に座っている、川上氏が切り出した。
「どうぞ、忌憚の無い意見をちょうだいします。案件はポイント制を導入と言う事になってますが・・・」
磯川が手を上げた。こう言う場には、理論も討論も長けている男であった。
「その場合、距離、総合、参加羽数など、どうなっていますか?」
川上氏が答えた。




