表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い雲  作者: 白木
62/545

白川老人

「結果はそうじゃ、その白竜の天分をわしは見抜けなかったのよ。白竜こそ、1100キロGCH向きの鳩であった」

「ほう・・初めて聞きました。そんな事」

「あの子は、見抜いた、一瞬で。・・そしてこう言った。『じいちゃん、ネバーは完璧なレース鳩ですね。白竜号すら飛び越えた最高傑作です』と・・」

「そんな事を?確かにネバー号は素晴らしい鳩ですが・・?」


 川上氏はまだ白川氏の言葉が見えなかった。


「あの子が興味を持ち始めたのは、オペル系と言う近親で固め続けた系統なのじゃ。それで、香月系を作りたいと言うようになった」

「なるほど・・」


 川上氏は頷いた。


「わしは・・ドキリとした。この子の澄んだ目は全てお見通しなのでは無いかと」

「優れた洞察力は私も認めて居ります」

「いや・・そんな事ではない。あの子が聞いたのは『じいちゃん、なんで、ネバーを不向きな1100キロGCHレースに6回も参加させたの?』その言葉じゃった」

「それは・・ネバーだからこそ。成し得る資質があったからでしょう。だからこそチャンピオンまでなって。日本中の皆がその素晴らしい資質を認めています」


 意を決したように、白川氏は言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ