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白い雲  作者: 白木
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遥かな未来へ

「成るほど。つまり自分の都合の良い動物は、愛玩で、一方は食する為と分けているのですね?」


 そんな事は言っていないだろ!激しい抗議が起った。


「どんな動物にせよ、生きる為には食せねばなりません。あの動物は可愛いからと言って、殺してはいけない、この動物は賢いから大事にするんだ。それこそ、人間たる勝手な所以でしょう。良いですか?貴方達の中には競馬を楽しむ方も居られますよね?」

「ああ・・?」


 何の関係があるんだ!叉激しい抗議が起った。


「動物を育てるのは科学じゃありません。競馬と言うものが、一部の優秀な馬を賞賛するように、競翔の世界にあって、我々の一部にはそう言う勘違いしている者も居ないとは言いません。ですが、愛情無くして、競争鳩は育ちません。絶え間ない努力無くして、現在のような競翔鳩の歴史は無いんです。一元的な見方でもって、貴方達に競翔鳩の何が分かると言うのです。数多くの競翔鳩には私製管を入れています。GNレースに参加する鳩は前年までに1000キロ以上飛翔した鳩に限られています。それでもなお、厳しいレースで、落伍する鳩が居ます。でも、ここまで育てた鳩を失いたい競翔家なんてどこにも居ません。それだけを捉えて、切捨てするような乱暴な意見は取り下げて下さい」

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