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白い雲  作者: 白木
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白川老人

「そして、このRCPも、1000キロGCHレースに6年連続参加、限りない道を歩み続ける鳩と称され、1000キロ以上7年連続連合会優勝、全て総合300位以内入賞の、CH鳩「ネバー・マイロード号」だよ」


 説明を聞きながら、香月は大空にこの2羽が羽ばたく勇姿を想像していた。


「だが・・世間は超銘鳩と言うが、この鳩達の影に隠れた選手鳩が、猛訓練に耐え切れず多く犠牲になってしまった。極度の限界を超えた使翔に耐え切れず、死んでしまった鳩も多い。現役を引退した今も・・このマイロードのように卵も産めなくなった鳩が居る」


 悲しそうに白川氏は言った。徹底した白川流使翔は猛訓練によって、残った鳩だけを競翔に参加させると言う厳しい少数精鋭主義を貫いていたからだ。だからこそ、圧倒的な強さを誇ったのである。


「白竜は、古い日本輸入の血統で、アイザクソン系の純血だ。確かにベルランジェ系とは血統が違う。マイロードはオペル系の真髄、2代目源鳩「ダブルB」の3重近親だ」


 白川氏の説明を補足するように川上氏も言った。


「このような、濃い血筋の鳩を選手鳩に使う卓越した手腕があったればこそ・・マイロード号は素晴らしい成績を残したんだよ」


 熱く語る川上氏の横で、幾分低い声で、白川氏は言った。

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