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白い雲  作者: 白木
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新たな出会いと共に・・

愛田・咲田の結婚式が終わって、帰りの道中の事・・香織が突如香月に言った。


「私・・貴方の日程と合わせて、京子とアメリカ旅行に行く事にしたわ」

「え?聞いてないよ。それ」

「決めたの。でも、貴方の邪魔はしないわ。京子も大賛成だったから」

「・・はは。君は驚かせるね、全く」

「ふふ」


 愛田と、咲田の披露宴会場で、坂上達も来年卒業と同時にゴールイン、南米へ移住する話も本格的に進んでいると言う。既に、サークルは国外にも拡大しつつあって、大きな活動を展開していた。

 競翔の方も香月を取り巻く環境は大きく変化し、今や、巨大な壁のように立ちふさがる川上氏使翔の白川系。次代へ次々とエース鳩が生まれ、日本競翔界の歴史を塗りかえようとしている。白川系の中でも厳選された飛び筋を使翔しているからで、無敵、無敗を誇った、ペパーマン系のパイロン号直系も、日本屈指の競翔家磯川の手によって大きく羽ばたこうとしている。この2強に立ちはだかるのは、もう香月の天才的手腕を持ってしても容易な事では無い。昨秋がその例だ。佐野のVロビンソン系も既に、証明されているスピードバード。緻密な飼育管理によって、こちらも次々とエース鳩が出現している。香月の目標は、学業から、いよいよ本格的な競翔家の道へと向けられて行く。学業と両立しながらも、数々の成績をここまで達成して来た天才競翔家の足場は既に、構築されつつあった。

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