表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い雲  作者: 白木
382/545

チーム

「違うよ・・香月の言わんとするような事じゃない。実は勝浦、持田組なんだけど・・別れたんだ」


 香織が驚いた。


「ええっ?あんなに仲が良かったのに?」


 愛田が続けた。


「急の話じゃないんだ。お互い目指す道があって、勝浦って凄い良い奴なんだけど、俺について来いってタイプだろ?持田嬢は大学へ行く傍ら、モデルのユニットに入ってるらしいし、結構色んな仕事も増えて来たようだ。余りにも2人の時間が無かったようだ。努力はしたらしいが・・」


 幸田が言った。


「俺がちらっと聞いた話では、持田さんは、今アメリカへ渡ってるようだ」


 香月が言う。


「そう・・男女の仲って難しいね・・」


 少し場が静まりかえったが、香月は続けた。


「でもね、春想会は、友情の会。誰がどうなったとしても、今年が駄目でも来年は参加をして欲しい。実は皆に今日お願いしようと思っていたのは、坂上が主催している福祉サークルが会員200名を数えて、是非君達も許せる範囲で、中心メンバーに加わって欲しいと思ってね。もう既に、南田君も支部長を引き受けてくれてるし、愛田も新聞に掲載してくれたんだ」


 幸田は村上の顔をちらっと見た後、


「香月にそう言われちゃ、断れないな。これほど力を入れているって事は、いよいよ坂上君の夢が進んでいる証拠だし、我々も勿論参加するよ」

「有難う!」


 香月と坂上が手を差し出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ