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白い雲  作者: 白木
377/545

チーム

「ど・・どうしたの?」


 驚いて眼を見開いて、香織が坂上に聞いた。


「うん・・少し考えていたんだ。飼料の配合の事で」

「良いアイデアがあったかい?」


 香月が聞いた。


「うん。上手く行くかどうかは分からないんだけど、つなぎにマッシュを入れようと思うんだ。デンプン」

「ははあ・・なるほどね。俺はタピオカってのも考えて見たよ」

「君の事だ。その知識は流石だと思うけど、そのタピオカは、タロイモから取れるデンプンだよね?まだ、流通にはメジャーじゃないし、一般的でも無いよ。うどんを作るんならナイスアイデアだろうけど・・あ・・そう言う意味かあ、あはは」

「ははは。」


 香月は笑った。坂上の考えの組み立てを聞く為に出した言葉であった。


「うん・・そうだね!うどん状に練って、乾燥機で乾かし、天日で殺菌してし、その後小麦粉での着色・・これでやって見ようと思う」

「俺が漠然と考えていたものに全く近い。是非お願いするよ」

「それと・・配合のバランスを教えてくれるかい?君達は不可能って言ってるけど、実は親父の知り合いで、大学へ出入りしている飼料会社があるんだ。少し色んな飼料を集めて貰って、交渉して見たいと思う」

「助かるよ!それが、有益だった認められれば、大学からも費用が出ると思う」

「抜け目が無い奴だ。じゃ!今日は皆と楽しく後は過ごそうじゃないか」


 そして・・一週間後には、早くも坂上から香月に電話が入った。

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