表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い雲  作者: 白木
324/545

出発

「はい、分かりました」


 素直に頷く香月に川上氏もにこりと笑った。この子は、知識が勝っている。そう川上氏は思った。優劣は順位では無い。鳩には、個々の能力の違いがある、その資質を見る事なのだ・・と。しかし、香月は充分に理解して川上氏に訊ねたのであった。人に心があるように、鳩にも個体差があり、それぞれの性格、資質は違う。それが川上氏が常々言う、最後の犯してはならない部分の『聖域』なのだとしたら、きっとそう言う事なのだろうと思った。そこへ踏み込む事に今の香月は躊躇していた。踏み込めばきっと自戒する事になるだろう・・と。香月の追求するものに対する壁がそこにあった。川上氏は香月の予想通りの答えをやはり出して来た・・確かにそれは正論だと思った。

 香月の成績はやはり連合会ではダントツの1位~6位を独占している模様で、この夜はそのまま帰路へ着いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ