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白い雲  作者: 白木
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事件

 広い学内に咲き誇るひまわりの花が、盛夏の強い太陽に負けない位大きく、黄色い花を咲かせていた。この夏季休暇中には、学内に通う学生もまばらだが、香月にとっては、一ヶ月後に控えた論文に、自分の全てがかかっていた。学内の図書室へ朝から晩まで通う毎日となっていた。自宅で論文を書く者、避暑地で書く者、色々だろうが、香月はこの大学の図書室が好きであった。数多くの専門書、辞書、歴代の教授陣の論文が読める。その数も膨大であった。香月は論文とは直接関りは無いが、坂上と話し合った飼料について興味があった。鳩は好き嫌いが多い。その為栄養のバランスが崩れる。何か画期的な飼料が無いものか・・坂上とは試験が終ったら会う事になっている。香月は、その夏季休暇前半に論文を急ピッチで完成ようとしていたのだった。それは、香織との2泊3日の、初めての2人だけの小旅行の為に・・。そして・・香月と香織は海へ出かけていた。考えて見れば、若い男女の自然な青春の姿。海辺で真っ黒になってはしゃぐ2人。どこから見てもお似合いの若者達であった。その夜の事・・2人にとって思いもかけない事件が起こった・・。

 バンガローに戻ったのは、夕暮れ近くだった。生憎飲み物を切らして、香織が売店に走って行った後、香月はバンガロー内で、夕食を広げていたが、歩いて2、3分の所にある売店なのに、香織が戻って来ない。心配になった香月は、外へ飛び出した。それは直感のようなものであった。売店には香織は居なかった。その瞬間香月の頭に過ぎったのは香織の危機であった。すぐ裏の松林に飛び込むと大声で香織の名を呼んだ。

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