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白い雲  作者: 白木
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脅威の力

「恐い人だ・・」


 香月は真顔で言った。川上氏は笑った。


「私に言わせれば、君達の分析の方が恐いよ。ははは」

「俺は、CHより、GCに主力を移します。ちょうど、GNにマミー号、コール号、ムーン号が居ますから」

「おお、ムーン号って、あの佐伯君の所から貰った?しかし、そこまでの鳩に仕上げた君の手腕に感服するよ。私の目から見ても、あの時点では平凡な競翔鳩だった。しかし3歳になって、グンと体が大きくなって、しっかりした筋肉になったね。後の2羽は私の旧血統だから、特徴は良く知っている。粘り型の勢山系の特徴を良く持っているよね」


 結局GCが良いか、CHが良いかの結論は出なかった。それは誰にも分からなかったが、磯川と香月が同じ疑問と方向性を持っている事だけは、この会話で明らかとなった。

 香月はGCにマミー号を含む3羽を参加させる事に決定したのだった。このレースは、そのマミー号が連合会3位に入賞した。

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