表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い雲  作者: 白木
179/545

誕生

 そして、叉全国杯の600キロ衆議院議長杯。このレースは、過去に白川氏が全国優勝を達成している放鳩地で、かなりの好天に恵まれれば分速の出るレースであった。500キロに比重を置いた鳩舎、600キロに比重を置いた鳩舎。思いはまちまちであろうが、今春の香月はこの600キロレースにポイントを置いていた。結果が良ければ、400キロからジャンプしてきた鳩は、GP700キロまで、2週間の期間があって、十分に参加可能。調整も出来る。ちなみに、この500キロレースでも磯川は、16位に入賞させただけで、今までの冴えは見られなかった。佐野の情報によると、帰舎は常にトップ集団だが、入舎が悪いそうで、それが原因らしかった。それをどう克服するか・・香月はそれをとっくに実行していた。仮想自鳩舎のペパーマン系に比する、シューマン系交配鳩達で・・。磯川はきっと今、歯噛みしている事であろう・・香月はそう思った。もう一つ原因がある、今春のレースが、100キロから300キロまで、高分速レースだった事だ。体力を相当消耗してるに違いない。高分速のレースが続けば続く程、帰巣本能に負けて、体力がついて行かない。だからこそ、香月の疲労回復策があった。鳩の能力が互角ならば、トレーナーである、競翔家の手腕が、差となって出てくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ