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白い雲  作者: 白木
177/545

誕生

「予測は出来ていたと思うのです。それは、僕は白川系の真価が中距離から長距離にあると見てるのと同じです」

「私の使翔する白川ベルランジェ系を、君が研究してたと言う事かな?その予測は、正直ドキリとする指摘でもある」


 川上氏は驚いた顔だった。


「いえ・・とんでも無いですが、僕は今までのデータを自分なりに判断して言ってるだけです。それは、川上さんが、新年の会で仰られていた事と総合して合致します」

「聞き逃さないねえ・・本当に君には驚かされる」

「束になって戻ってくるって言う白川系を、短距離ではまだまだ体力を温存させておいて、競翔が続く中盤から真価が発揮するように調整を持って来るのでは・・と思っていました。それに対して、僕が使翔するシューマン系は、若鳩と言う事もありますが、筋肉が少し硬いですから、スピードレースが続けば疲労が蓄積されます。だからこそ、磯川さんの、ペパーマン系もそうすべきだと思ったのです。つくづく、こうして見ると、白川系は、オールマイティな競翔鳩ですよね。その疲労回復力が非常に早いようですから・・」

「君って子は・・私以上に白川系を知っているね・・その通りだ。だからこそ、レース前訓練は多目にして、その他は、強制舎外訓練を止めて、自由舎外訓練を今年は実行した。疲れを残してる鳩はジャンプ方式にしてる。君は私の参加鳩数からそう見たんだね?」

「はい」

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