↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い雲  作者: 白木
PR
106/545

白川老人

「今日のような小雨まじり、まして昨日からの雨では、羽毛が濡れて、飛び続けるのは困難であろう。晴天の時ならそのコースは安全なんだが、このような状況の中では、一流の選手鳩は自分の体力と相談しながら、どこかで休む事となる。と・・なると、選ばざるを得ないのは、街中なんだよ」

「あっ!・・」


 香月は声を上げた。自分の読みはそこまで及んで無かったからだ。


「君は流石に察したようだね。都会の街並みで羽休めをするのは、電線、高いビル群、それにビル風と言われる乱気流。危険は一杯なんだ、更に・・」


 言いかける川上氏より前に香月が答えた。


「カラス・・ですね?」

「それを知ってるのか、君は」


 川上氏が驚いて香月の顔を見た。競翔を始めて、2年の若者がそんな事を知り得るのか?そんな驚きだった。そこまで、彼の口から出るとは予想もしていない言葉だったからだ。


「僕は、白川のじいちゃんからの資料で、色んな事を学びました」

「そうか・・白川さんの・・」


 納得した川上氏だったが、むしろ川上氏の眉は一瞬曇った。それを悟られまいと思ったのか、川上氏は鳩舎に向き直って、言葉を続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。