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第零話

私は君を殺した。


私は君に殺された。


私はまた君を殺した。


私はまた君に殺された。


嗚呼、何度繰り返せば、どう殺せば君は死んでくれるんだ。



作者の遊び心やぁやぁ久しぶりだね。ん?あぁ、ちょっと眠りすぎたのさ。

最近どうも身体の調子が優れなくてね。

心臓付近がどうも痛いというか、気持ち悪いのだよ。

ほう?心配してくれるのかね?

心配する訳ない?素直じゃないな。

まぁ、話を進めようか。




それで、答えは纏まったかい?

検出されない毒などあるはずないから使わない?

いや、だからだな、もしもだよ。もしもだな、そういう毒があったらという仮定の話だよ。

なぜそうも現実的に考えるんだね?

ここは現実の世界ではないのだから、もっと自由に柔らかい思考を持ったらどうだね?

ん?私かい?私の答えなど分かってるだろう?

そうそう。勿論使うさ。まぁ、出来るならじわじわと苦しめる毒がいいねぇ。

すぐさま殺すんじゃ面白くないじゃないか。

じわじわ追い詰めて、苦しむ様を見てやるのさ。なんとも愉快じゃないか。

ん?誰に使いたいかって?そうだな……小学生の頃に私を馬鹿にした奴らに使いたいね。

未だに奴らのことは覚えてるよ。まぁ、私ではなく作者の記憶だがね。

いじめとは、意地でも認めないつもりらしい。

おおっと、話がずれたな。

ん?回答があまり来てないのに纏めたのかって?

ほら、今回は補填のために家族や友人や同僚に訊いてみたのだよ。

まぁ、最初は回答が来たらいいなって軽い気持ちで始まったからな。

少しでも読者に考えてもらえれば、こっちとしては大成功さ。




さて、次の質問だ。

君は死にかけている。どんな状況かは、君の想像に任せよう。

事故に合った、強盗殺人に合った、なんでもいい。とにかく君は死にかけている。そのままでは確実に君は死ぬ。

そしたら声が聴こえた。頭に直接語りかけてくる声が。

声は言った。

「死にたくなければ、知っている誰かを身代わりにしてやる。その代わり身代わりになれるのは、お前のためなら死ねる誰かだけだ」

つまり、親しい人間が身代わりに死ぬことになるが、君は助かる。

まぁ、誰かのために死ねる酔狂な人間がいるかどうかだが。

君にはいるかい?

私かい?私には母親くらいしかいないね。

さて、君ならどうする?おとなしく死を受け入れるか、親しい誰かを身代わりにするか。

それとも、親しくない誰かなら身代わりにするかい?

君の答え、楽しみにしてるよ。

じゃあ、また会おう。





貴方ならどうしますか?

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