725 シャワーブース、きちんと作り直しておいた
ンドペキ隊は行動を開始した。
ホトキンの間に物資の移動を始め、要塞化を進めている。
装置部屋の通気口が地上に通じており、人が通れる大きさであることを確かめていた。
ただ、レイチェルが地下水系に流されてしまった今、騎士団が立て篭もっているというシェルターに、どのようにして近付くことができるのか、分からない。
トライしてみるしかない。
作戦会議には、JP01あるいはKC36632が参加するようになった。
時には、チョットマとスミソを助けてくれたKW兄弟が来てくれることもあった。
ライラの娘がパリサイドとして地球に帰還しているかどうかも、調べてくれるよう依頼してある。
街には帰れないというハワードも、洞窟の一員となった。
レイチェル直属のシークレットサービスは、ハワードを含め七名いるという。
彼らとの接触も、イコマとスゥによって試みられている。
できれば洞窟に合流させたいとハワードは言う。
そして、チョットマのSPになりたいと言うが、付き人なんか要らない! と拒否され続けている。
アヤを愛しているという言葉は、本当だったようだ。
しかし、アヤは相変わらず乗り気ではない。
そんな失恋も経験すればいい。イコマはそんな目で、このアンドロを見ていた。
プリブが合流してきた。
あのバーチャルの水壁からプリブが姿を現したとき、チョットマは誰憚ることなく抱きつき、わんわん泣いた。
「再生、間に合ったんだね! よかった!」
「どういうこと?」
「どうでもいいよ! そんなこと!」
「なんだよ」
「だって、うれしい!」
「そういや、俺の部屋、入っただろ」
「うん! 使わせてもらった!」
「シャワーブース、きちんと作り直しておいた」
「やた! えっと、でも、それって、どういう……」




