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677 しばらくここに置いてくれない?
ロクモンは自分の部屋を喜んでレイチェルに提供した。
そこでレイチェルがハワードと話したのは、きっかり二分。
まずレイチェルが部屋から出てきて、ロクモンに礼を言った。
続いて出てきたハワードは、かなり緊張した面持ちだった。
「ねえ、ンドペキ」
「はい」
ハワードの前では、友達言葉ではなく、上官としての言葉遣いにしようと努めている。
この男がどんな目的で来たのか分からない以上、念のため。
「ハワードを、しばらくここに置いてくれない?」
「はあ?」
さすがにンドペキはレイチェルの提案に面食らった。
アンドロだ。
敵かもしれないのだ。
もちろん、アンドロにも二派あることは聞いている。
このような対応をレイチェルがしているのだから、味方だと思ってよいのだろうが。
しかし……。
黙っていると、ハワードが言った。
「歓迎されていないみたいですね」
「うーむ」
当たり前だ。
アヤと一つ屋根の下で眠ることになる。
しかもチョットマもいる。
なんといっても、レイチェルもいるのだ。
超の付く美女隊員さえいるのだ。
愛や恋に飢えた、いや、その作法や礼儀さえも知らない、積極行動派のアンドロを受け入れることは問題を生じさせないとは限らない。
そして、隊員達も奇異の目で見るだろう。
はっきりと抵抗感を示す者もいるだろう。




