表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
676/731

676 おまえの顔は見飽きたんだよ

 レイチェルがもの言いたげな目をしている。

 ん? なんだ?

 自分の部屋に入れるのは抵抗があるのか。


 知らないぞ。

 予備の部屋など、あるはずがない。

 話があるなら、廊下でも大広間でも、ご自由にどうぞ。



 知らん振りをして突っ立っていると、レイチェルが提案した。


「ねえ、ンドペキ。あなたの作戦室、貸してくれない? ちょっと彼と話があるの」

「え?」

「ね、お願い」

「あの部屋は、我が隊の中枢です。畏れながら、レイチェル閣下といえども、お貸しするわけには参りません」

「そこを、なんとか。ね、ンドペキ」



 芝居じみている。

 レイチェルも分かっているのだ。

 俺があの部屋だけは絶対に使わせないことを。



「だめかあ。じゃ、ロクモンは?」

「呼びましょう」

 ロクモンなら自分の部屋を貸そうと言うかもしれない。


「ねえ、ハワード。ンドペキってさ、こういう人」

 レイチェルはそういって、笑ってみせた。


 言われた方のハワードは、反応のしようがないのか、冷たい視線をチラリと送ってきただけだ。


「こういう人だから」

 レイチェルは再びそう言って、今度はこちらに向かって微笑んだ。



 ふん。

 どうでもいいが、ハワードよ、早く帰ってくれ。

 おまえは知らないだろうが、おまえの顔は見飽きたんだよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ